「法廷占拠 爆弾2」。
呉勝弘 著
スズキタゴサク再登場、裁判に、法廷へ、しかし・・・?
舞台は104号法廷へ。
史上最悪の爆弾魔、スズキタゴサクがいよいよ裁かれる。
事件の渦中にいた警官、倖田沙良と伊勢勇気も傍聴席へ。
そして、その日が始まった。
陳述の途中、傍聴席から手が上がった。
「意義あり!」
何を言いたいのか、何を言うのか? 何が起こるのか。
そこからパニックが始まる。
その男、柴咲奏多が銃を取り出し、法廷を占拠した。
周到に準備された作戦なのか、一瞬で邸内を支配した。
全員が人質なのだ。
そして、犠牲者を決める。
命令に従わない者が出たら、その人が殴られる。あるいは殺される。
それができるものは好きにしたらいい。
ルールができた。
犯人は何が狙いなのか。
警察はどうするのか。
当然、非常体制が敷かれた。公証人は高東。類家がサポートする。
さて、犯人とのコンタクトはうまくできるのか。
何が要求されるのか。
少しずつ、わかってきた。スズキタゴサクの救出が目的?
ではない?
SNSも犯人の武器? ストリーミング配信を要求してきた。
視聴者を増やせ?
なぜ? 何をしたい?
なんと死刑を・・・?
とても面白い。
やっぱり今回も頭脳戦なのか? SNSが駆使される。
犯人が勝つか? 類家の読みが勝つか?
犯人はどうやって逃げる? 捕まるのを覚悟?
一体何が・・・?
とても面白い。
どんどん惹きつけられる。
とうとう・・・?
意外な?
とても面白い。
わしの勝手なおすすめ度。
星四つ半。
「山女日記」
湊かなえ 著。
山女とは。山女の山の楽しみ方とは。
ほのぼのと面白い。
妙高山
火打山
槍ヶ岳
利尻山
白馬山
金時山
トンガリロ
カラフェス
なぜ山に登る? なぜ山が好き?
山にとりつかれて、山に狂う、毎日が山、山、山。
そんな暮らしもええかもしれんけど、この本のような山登りもええもんだと思う。
生活の中心ではなくて、暮らしのどこかに、気がついたら山があった。
山もあった。
さりげないのがええですなあ。
有名山を狙うのではなく。高山、急峻を狙うのでもなく。
奇岩、奇山をねらうのでもなく。ただ山を歩くのが好き。
ある種の達成感が気持ちいい。一人歩きが特に良い。
こんなんええですなあ。
わしも、そんな山登りが好きだ。
時々行ってる。しかし、歳をとると、一人が不安になる。
最近は熊の出没がよくニュースになってる。そっちの方が怖い。
でも、一緒に行ける人はどんどん少なくなる。
残念ですなあ。
本に出てきた、ニュージーランドのトレッキングも気になるなあ。
わしの勝手なおすすめ度。
星四つ。
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