今年もストーブの季節が始まった話。

今年の夏は暑かった。

しかもいつまでも暑い。今年は暖冬か?
なんて思ってたら、やっぱり冬になった。
やっぱり寒い。
12月になった。
やっぱり我慢できん。
ストーブを焚こう。我が家は薪ストーブだ。

火をつけたらあったかい。あたりまえだが暖かい。
ガンガン暑くはならんけど、ほんのり温い。
気持ちが良い。

あじあん

わしとこのストーブは、普通のやつとちょっと違う。

構造がちがうのだ。
普通のやつは、ただ燃焼室に煙突がついてるだけ。
その燃焼の仕組みは、その煙突に排気されるドラフト気流が燃焼を促すようなしかけである。
そのために、ドラフト気流は1000度近い高温になったりする。それ故、煙突は2重構造にして、十分な耐熱、耐火構造を用意しないといけない。
一方、わしのやつは、ちょいとちがう。いわゆるロケットストーブという構造である。

図のように、燃焼室が2重構造になっていて、その気流の循環でドラフトを起こして、継続的な燃焼を促進している。
そのために、煙突が高温にならないのだ。しかも、燃焼室は強力なドラフトのため、完全燃焼するので薪などがとても燃えやすい。
合板や、生木などでも問題なく燃える。
燃料の幅が増えるのだ。
やっぱり、科学的な理屈のある機械、モノというのは使っていてとても楽しい。
それに今や、なんだかバズり始めてるらしい。
予約が殺到して大変らしい。

初期から目をつけて、使い始めたわしにとっては、エヘン、エヘンという気持ちだ。
薪ストーブは自然で穏やかな、しかも効率の良い暖気を得ることができるのでとても良い。
けど、それ以外にもいいところがある。
この熱を利用して、いろんな煮込み料理が、鍋を乗せておくだけで自動的にできる。
おでんであったり、シチューであったり、スープであってり、ボルシチやら、ロールキャベツ・・等々なんでもありだ。鍋焼きうどんやら、焼き芋なんかもおちゃのこだ。
目の前で美味しいやつが次々できて、美味しい匂いを漂わせるのがとても幸せである。
薪ストーブ暮らしはとてもいいけど、ちと悩ましいのは薪の確保だ。
暮らし始めて8年たつけど、今のところ、いただきものの木材や、近所の家の解体でいただいた、端材などで十分ことたりてるのはとてもありがたい。
今年からは新たな試みを始めてみた。

あじあん

家の庭に

ウバメガシの木が何本かある。手入れをしてないんで伸び放題だ。

なんぼなんでもあかんやろなあと、去年あたりから剪定まがいに伸びたとこをジャンジャン切ることを始めてる。その新芽の葉っぱのついた細かい枝が、焚き付けにとてもいいのだ。
2週間ほど前に切った生木の葉でも、ボウボウ燃えて、すぐに薪に着火するんでとても効率が良い。そして、太い枝も、昨年あたりから、ある程度貯めてある。他所からいただいた柿の木の枝やら、いろんな枝、小さい切り株など貯めておいてどれほど燃料の足しになるか試しているのだ。

結果はまだわからんけど、もしかしたらなかなかいけるかもしれん。
自給自足とまではいかんけど、なんとか、無料で燃料を調達できるよう頑張っていきたいと思ってる。
そんなこんなで薪ストーブ暮らしはとても面白い。
いやはや、これからどんどん爺さんになって体が動かんようになるのに、どうすんねん?

あじあん

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