最近読んだ本、「ミレニアム 1 ドラゴン・タトゥーの女」上、下。

  • 2024年6月4日
  • 15人

「ミレニアム 1 ドラゴン・タトゥーの女」上、下。

スティーグ・ラーソン 著。

あじあん

「現代の長靴下のピッピ?&名探偵カッレくん」

素晴らしく面白い。

さすがベストセラー、一気に読んでしまう。

ある日、ミカエル・ブルムクヴァストに有罪判決が下った。

自信満々で卑劣な事業家を糾弾したけど、思わぬ落とし穴があったのだ。

マスコミ人として、出版人として大きなダメージを受けてしまう。

かれはもうおしまいなのか。「ミレニアム」はどうなる。

助け舟が現れた。

ヘンリック・ヴァンゲルが会いたいという。遠いけど家まで来てくれ。大企業、ヴァンゲルグループの元会長だ。その依頼とは?

かれはなぜ名探偵カッレくんと呼ばれているのか。

そして、依頼は不思議なものだった。

一つは、ヴァンゲル家の歴史を書くこと。もう一つは、謎の失踪者ハリエットの行方を探すこと。

何年も前に、ある事故が起きたその時に、一人の女性が突然行方不明になった。懸命な捜査が行われたがわからない。ヘンリックは身内の誰かが殺したのではないかと疑っている。

その謎を解いてほしい。

その見返りに「ミレニアム」に援助する。これはのるしかない。

へーデスタで調査開始。もちろん難しい。調査済みのことを新しい目で少しずつほぐしていく。

その時の島は密室状態であった。一人の女性がどうして消えることができたのか。

わずかな遺失物、ノートに数字の断片が。これはなにか?

写真もある。写っている人、写した人、探るべきことが膨大になってきた。

助っ人が必要。

親しい、警備会社「ミルトン・セキュリティー」に応援を頼む。

32歳年下の社員、リスペット・サランデル、一番腕の立つ部下だそうだ。

髪を極端に短く刈り、鼻と眉にピアス痩せた青白い肌の娘。

中学校中退、高校進学なし・・・・。

しかし、実は天才的なハッカー。

恐るべき映像認識能力。一瞬で見たものを記憶する。

ヴァンゲル一族の家の歴史の中に秘められたもの。おぞましいものが少しずつ見えてくる。

狂気の性と暴力と血まみれの・・・・

まさかの・・ 驚愕の・・・

それにしても、リスベットの調査能力はすごい。

一時期、ミカエルの調査をしたときの関係で、告発した相手企業の責任者の情報が目に止まった。そこから見つけ出された驚くべき秘密。

これをもっと巨大な悪の真実が暴き出せるのではないか。

素晴らしく面白い。

展開が早い。

ワクワクドキドキが満載。

登場人物が魅力的。

ええですなあ。

リスベットが背負う暗い陰。12歳の時にいったい何があったのか。

精神病者の烙印はなぜなのか?

背中のドラゴンのタトゥはなぜ、どうして?

後見人制度にとらえられた人生。

しかも、今の相手は、好意的だった弁護士パルムグレンとははっきり違ういやなやつだ?

もしかして、変質者。

そして何が起こった?

リズベットは窮地を脱することができるのか?

ハラハラドキドキ。

頑張れリズベット。

そして、意外な事実が次々と・・・・

こうなるか。

こうくるか。

波乱は広がる。

なんと恐ろしい・・・

強烈な・・・

素晴らしい展開・・・

これはええですなあ。

 

あじあん

わしの勝手なおすすめ度。

星五つ。

あじあん

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