最近読んだ本、「ミレニアム 1 ドラゴン・タトゥーの女」上、下。

  • 2024年6月4日
  • 16人

「ミレニアム 1 ドラゴン・タトゥーの女」上、下。

スティーグ・ラーソン 著。

あじあん

「現代の長靴下のピッピ?&名探偵カッレくん」

素晴らしく面白い。

さすがベストセラー、一気に読んでしまう。

ある日、ミカエル・ブルムクヴァストに有罪判決が下った。

自信満々で卑劣な事業家を糾弾したけど、思わぬ落とし穴があったのだ。

マスコミ人として、出版人として大きなダメージを受けてしまう。

かれはもうおしまいなのか。「ミレニアム」はどうなる。

助け舟が現れた。

ヘンリック・ヴァンゲルが会いたいという。遠いけど家まで来てくれ。大企業、ヴァンゲルグループの元会長だ。その依頼とは?

かれはなぜ名探偵カッレくんと呼ばれているのか。

そして、依頼は不思議なものだった。

一つは、ヴァンゲル家の歴史を書くこと。もう一つは、謎の失踪者ハリエットの行方を探すこと。

何年も前に、ある事故が起きたその時に、一人の女性が突然行方不明になった。懸命な捜査が行われたがわからない。ヘンリックは身内の誰かが殺したのではないかと疑っている。

その謎を解いてほしい。

その見返りに「ミレニアム」に援助する。これはのるしかない。

へーデスタで調査開始。もちろん難しい。調査済みのことを新しい目で少しずつほぐしていく。

その時の島は密室状態であった。一人の女性がどうして消えることができたのか。

わずかな遺失物、ノートに数字の断片が。これはなにか?

写真もある。写っている人、写した人、探るべきことが膨大になってきた。

助っ人が必要。

親しい、警備会社「ミルトン・セキュリティー」に応援を頼む。

32歳年下の社員、リスペット・サランデル、一番腕の立つ部下だそうだ。

髪を極端に短く刈り、鼻と眉にピアス痩せた青白い肌の娘。

中学校中退、高校進学なし・・・・。

しかし、実は天才的なハッカー。

恐るべき映像認識能力。一瞬で見たものを記憶する。

ヴァンゲル一族の家の歴史の中に秘められたもの。おぞましいものが少しずつ見えてくる。

狂気の性と暴力と血まみれの・・・・

まさかの・・ 驚愕の・・・

それにしても、リスベットの調査能力はすごい。

一時期、ミカエルの調査をしたときの関係で、告発した相手企業の責任者の情報が目に止まった。そこから見つけ出された驚くべき秘密。

これをもっと巨大な悪の真実が暴き出せるのではないか。

素晴らしく面白い。

展開が早い。

ワクワクドキドキが満載。

登場人物が魅力的。

ええですなあ。

リスベットが背負う暗い陰。12歳の時にいったい何があったのか。

精神病者の烙印はなぜなのか?

背中のドラゴンのタトゥはなぜ、どうして?

後見人制度にとらえられた人生。

しかも、今の相手は、好意的だった弁護士パルムグレンとははっきり違ういやなやつだ?

もしかして、変質者。

そして何が起こった?

リズベットは窮地を脱することができるのか?

ハラハラドキドキ。

頑張れリズベット。

そして、意外な事実が次々と・・・・

こうなるか。

こうくるか。

波乱は広がる。

なんと恐ろしい・・・

強烈な・・・

素晴らしい展開・・・

これはええですなあ。

 

あじあん

わしの勝手なおすすめ度。

星五つ。

あじあん

ブログランキングに参加していますよかったらポチンとお願いいたします。

にほんブログ村 旅行ブログ アジア旅行へ
にほんブログ村