5月の初めの良い天気だった日、ご近所散歩の話。

散歩復活。

暑くなったり寒くなったりの繰り返し、変な4月が終わり、5月になると気持ちの良い日の方が多くなった。

暖かくなり始めてからウォーキングというか散歩が復活し始めている。

寒いと歩くのが辛いというわけではなくて、愛用の5本指の靴は底が薄いんで冷たい道路の上を長時間歩いてたら足の裏に結構ダメージがくるのだ。

それでも、無理にと言うほどのことでもないんで行かんかっただけのことだった。

コースはいつも通り。

あじあん

九度山の町内を抜けて慈尊院まで行く。

この寺では毎年見事な桜がさく。

山門の両側は豪華絢爛だ。

しかし、この右側の桜の大木は、よほどの老木になってしまったのか、ついこないだ伐採されているを見かけた。

ほっておくと道を通る人にも危険な状態になったきたんやろと思う。

残念なことだ。

境内もすっかり春の気配。

いつもながら梛の大木が見事である。

ちょうど今頃が見頃なんとちゃうやろか。

あじあん

ここは、世界遺産熊野古道の町石道の起点でもある。

上にある丹生官省符神社との間に180番目の町石があって、高野山まで順番に減って行く。

その道は、去年、大雨で通行禁止になって以来、長い間、登山客を見なかった。

いつまでも修理ができず長い間、山に登る人がいなかった。

寂しい。

しかし、最近迂回路ができたらしい。

暖かくなると同時に登山客が急に増え始めた。

神社の階段を登り終えたら、わしは、登山者とすれちがいながら元の方向に戻る。

途中に道の駅がある。

あじあん

その近くに、樗(おうち)の木がある。

栴檀の仲間らしい。この記事がアップされるころには花が咲いてるだろう。

ほのかな紫の上品な花だ。そして、とても強い、良い香りがする。

案内板によれば、南方熊楠がこよなく愛した木であると書いてある。

へえっー、そうだったんか。

あじあん

川縁まで行くと鯉のぼりが見えた。

毎年子どもの日シーズンの風物詩だ。

丹生川渡しといって、100匹の鯉のぼりがついたロープが川を渡っている。

長閑な田舎の風景である。

こういうのを眺めながら歩いてる。

特になんもない。

誰も興味ない。

この歳になると、老化防止か体力の無駄遣いか、どっちでしょうな。

あじあん

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