ミャンマーの洞窟寺院で見た寝仏の絵を描き直してみた。
ミャンマーに行ってからもう8年経つ。
ちょうど、スーチンさんが長い軟禁生活から解放されたころだった。街には祝福ムードが漂ってた。それでも、安心するのは早い。軍部は恐ろしいって言う人もいてた。
最初に行ったのは、ミャンマーの東の方。
タイとの国境近くにある街だ。
ヤンゴンから長距離バスでモウラミャインまでの旅はとても刺激的で楽しかった。
英語の喋れるドライバーを手配してあって、モウラミャインやパアン、タンビュッザヤなどを回ってもらった。
祈りと優しさに出会う旅であった。
田舎の素朴な田園風景を見に行ったはず、それはもちろんそうやったんやけど、どんなところにも祈りと優しさに出会うことができたと思える旅であった。
どんな田舎の村にも、あるいは山の上にでもお寺があるし、仏像や仏塔がある。
それも、おびただしくある。
それは遺跡としてただあるんではなくて、日々の暮らしのなかにあるのがいいなあって思った。
洞窟の中にも寺院がある。
しかも、夥しい仏像が祀られている。
立像あり、坐像あり、寝仏(目あいてるんで涅槃仏ではない?)ある。
独特の顔や姿はこの地の人に住んでたの面影なんやろか。
とても奇しくて、良い感じ。
なんだか仏様も艶かしい気がしないでもない。
たしか、仏様って男だったはず?
まあ、ええけど。
てなことで何度も絵に描いた。
文も描いて、自費出版したこともある。
もう8年もたった。
また、気分を新たに描いてみよう。
「Meditation」
寝仏の像だ。とても妖しい。艶かしい。
紙本 F10号 45.5x53cm
月日はどんどん流れるけど、絵の腕前は上がりませんなあ。
気持ちばかりが上滑り。
まあ、しゃあないですなあ。
他にもええとこがいっぱいあった。
湖の畔にある、神秘の寺院、
Kyauk Kalap Monastery。
山の上の飛来石みたいな仏像。
金ピカやった。
川のそばの絵のような風景。
Shwe-yin-myau Pagoda(シュエイェーニョ・パゴダ)
想い出は尽きない。
いろいろ想い出して絵に描こう。
また行きたいなあ。でも、今はややこしい。軍政下。
いつになったら安心できるやろ。
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