最近読んだ本、「本売る日々」、「Newton 2024年3月号」。

  • 2024年4月24日
  • 20人

「本売る日々」

青山文平。

あじあん

「貝原益軒 読書の楽しみ 色を好まずして悦び深く・・・」

松月堂、松月平助は本屋である。

店を構えていうよりは、本を背負って、村々の有力者宅を歩いてめぐる。

それを待ってくれている知識人たちもいるのだ。

本の話ができるのがありがたいのだ。

小曽根村の名主、惣兵衛は今年71歳のはず。

後添えをもらったという噂。しかも17歳。なぜ? どうして?

貝原益軒の「楽訓」という本。三巻三冊

「読書の楽しみ」 色を好まずして悦び深く・・・

「山林に入らずして心閑かに、富貴ならずして心豊けし・・・ですか」

こんな話をしてる人なのに・・・・

そして、その内儀に本を見せる。「芥子園画伝」中国の有名な絵の教本だ。とても貴重な本。

席を外して戻ったら一冊なくなってる。 なぜ? どうして?

そして・・・・

鬼に食われた女とは?

「古事記伝」 本居宣長 全四十四巻 目録入れて四十八巻

八百比丘尼伝説

俺は一度死んだことがあるという男。人魚の肉を食って生き返った。

杉瀬村の名主、藤助を訪ねた時のはなし。

伊勢物語、芥川の段、昔漢・・・鬼が女を襲う

お椀を伏せたような草地を歩いてると霧が出た。狼が・・次は若い女・・・

さて、どうなる。

塙保己一が編纂した群書類従という本がある。六百六十六冊。あらゆる古書を集めたものだ。

その中にも・・・

ある村で。

藩がお取り潰しになった。やけになった藩士たちが悪逆非道・・・?

そうではない。失業ギリギリまで善政を・・・とても評判がいい。旧藩士はあちこちで迎え入れられる。

歌道に詳しい若者がいた。伝統和歌派。名主の娘は新風の和歌。

それでも二人に・・・

そして悲劇が・・・

手酷い報いが????

傷寒論輯義 七巻十冊。

小曽根村に名医が?

誰もがほめる。難病が治った?

本当に名医なのか?

なぜあんな男が名医になれたのか?

とても面白い。

本を愛する心。本と共にある暮らし。

ええですなあ。

 

 

あじあん

わしの勝手なおすすめ度。

星四つ半。

「Newton 2024年3月号」

科学雑誌。

あじあん

「バイアス大図鑑」心を操る「先入観・偏見・思いこみ」

先日、ある施設に行ったとき、書棚にいろんな本があって、その一つがこれだった。

Newtonですか、ひさしぶりやなあ。

科学の絵解きモノってなんだか心惹かれる。

わしも一応は、理科系じいさん。幼少のころは、科学少年だった。

ついじっくり読みたくなる。

「バイアス大図鑑」

心を操る「先入観・偏見・思いこみ」

よい印象よりも悪い印象のほうが記憶に残りやすい

そうですなあ、Amazonでモノ買う時って、やっぱりレビューを見る。そして悪い評価がやっぱり気になる。

「私は雨女」も「AB型は変わり者」も根拠なし。無関係のものどうしを関連づけてしまうわけ

わしはAB型、変わり者?

もっているものは特別。そう簡単にはゆずれないわけ

そうなんだよねえ。結局モノばっかり溜まってしまう。

多くても少なくても「一人前」が適量だととらえてしまう

最近はご飯少なめでも多い、ことが多い。

選ばれない選択肢をあえて入れることで。他の選択肢の魅力が高まる

上手な売り手にこの手で買わされてしまったことが何度あることか・・・

「時間は存在するのか」

現代物理学が挑む究極のミステリー

などなど、絵で見て直感できるのがええですなあ。

久しぶりに楽しかった。

 

 

あじあん

わしの勝手なおすすめ度。

星四つ半。

あじあん

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