つぎは十津川へ。
ほぼ無人の賀名生梅林を後にする。
次は、国道168号線をもう少し南に下る。
中国の人を案内して、面白いところかどうかは疑問ではあるけど、まあ、しょうがない。
山道をひたすら走る。
雨の中やからちと怖い。
去年の豪雨の時に釣り帰りの人の車が土砂崩れに巻き込まれたところでもある。慎重に走ろう。
そろそろ昼ごはんの時間でもある。
ところが、季節が悪いのか、日が悪いのか、国道筋のレストランは殆ど開いてない。
でも、谷瀬の吊橋までいったら、橋の近くに、レストランやら、喫茶店やらが確かにあった。今日のお昼はそのあたりにしよう。
どんどん走る。
山の中だ。どんどん峠を登る。カーブが続く。
雨の中は結構つらい。
旧道と新道があちらこちらで交錯してる。便利にはなったけど、間違わんようにせんとあかん。
意外と遠い。
小辺路を歩いたことを思い出す。ここで見上げる山の上を歩いたのだった。
さて、とうとう谷瀬の吊橋に近づいたか?
おや、期待してたレストランが閉まってる。
日が悪いのか? 季節が悪いのか。
とうとう吊橋の駐車場に着いた。
ここはちゃんとお金を徴収する人が居てはった。
でも、まわりの店は全て閉まっている。
お土産屋さんも喫茶店も。どこもだ。
長距離バスが停車しても、誰も買い物も食事もできへんやないか。
しょうがない、ここで昼飯はあきらめよう。
では、吊り橋を渡りに行こう。
さすがにここは観光客が来てる。溢れるほどではないけど、閑散とするほどでもない。
みなさん吊り橋を渡ってる。
わしらも渡る。
わしはここは初めてではない。渡るのも何度目かだ。
中国の人はどう思ってるやろか。
一応喜んでるふりをしてはるけど、まあ、あんまりどうってことはなさげに見える。
それはそうやろなあ。
幸い、雨は止んできた。傘を車に置いていく。
歩き始めたらなんだか怖い。
今日は、風が強い。雨は止んだけど風は吹いている。
吊橋は結構ゆれるのだ。
しかも、微妙な揺れが不安を誘う。
今まで、怖いなんて思ったことがないけど、今日はちょっと怖い。
真ん中に行くにつれて風が、揺れが強くなっていくような気がする。
真っ直ぐ歩き難い。
右へフラり、左へグラり、下をみたら歩きにくい。
見んかったら、足元が・・・
まあ、なんとか着きました。
こちらに来ても売店などは開いてない。観光客以外は誰も居てへん。
みなさん元気で、ぐいぐい渡ってはる。
戻る人も元気一杯。
雨にも負けず。
風にも負けず。
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谷瀬の吊橋の地図。
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