初詣に行った話。天野大社(丹生都比売神社)へ。

さて、九度山もお正月だ。

毎年、一応、初詣には行ってる。

特に信心心があるわけではない。何か願い事があるわけでもない。

単なる習慣である。

暇つぶしでもある。

毎年行ってるとなんもせんかったらなんだか気持ち悪い。

でも、行かんかったらそれでもええ。何もこまらへん。

そんな具合ではあるけど今年も行ってみよう。

そんな具合であるから、どこでもええ。

てなことで今年は、ちょいと趣向を変えて天野大社(丹生都比売神社)へ行ってみる。

つい、先だって、わしの知人が九度山に来はった時に案内したばっかりだ。

この夏には、孫たちをつれて蛍を見に行った。

長閑な自然のあるとても良いところだ。

白洲正子の「隠れ里」シリーズのエッセイにも出てきたところらしい。

一山越えた山里の中にある。確かに隠れ里って言えるところだ。

そして世界遺産でもある。高野、熊野の聖地の一角でもある。

静かなとこでゆったりと初詣しようと思ってきたら、えらい思い違い。

駐車場が近づいてきたら渋滞が始まった。

甘かった。世界遺産の地で初詣、空いてるはずがない。

でも、たいして待たずに到着。

けっこうな行列だ。

普段ならこんなしずかなとこである。

今日は、じりじりと進む。

少々寒い。田舎の寒さってええなあ。こんなとこええなあって喋ってはるのが聞こえる。

そやねんええとこやで。

タイコ橋も普段は渡ってもええようになってるけど、

こういう時は安全のために行けないようにしてるみたい。

境内でお参りする人があまり増えないよう整理員の人が調整してはる。

犬を連れた人が多い。たいていの人が抱っこしてる。

わしらも中に入る。

境内では、焚き火が焚かれてちょいと暖をとれるようになっている。

まったりした初詣だ。

天野大社(丹生都比売神社)、本殿にやってきた。

今年一年が良い年でありますように。

お神籤売り場ももうすぐ閉まる。

わしらも失礼しよう。

のんびりとした元旦を楽しませていただいた。

やっぱり、世界遺産の地はええですなあ。

ここは、高野山参詣道、町石道の途中でもある。

西行堂もある。

てなことで、車に戻ったら、えらいことが起こってる。

ついこないだ旅行してきた、石川、富山のあたりだ。

皆様のご無事をお祈りします。

帰れば、モクレンの花芽が春を待っている。

 

天野大社(丹生都比売神社)の地図。