先日、ショルダーバッグを修理した。
歳をとると背が低くなるというのは本当だった。
体が縮んだのか、背中が曲がったのか、両方なのか、ショルダーバッグがやけに長く感じる。
しかし、わしのやつはベルトの調節ができへんやつだ。
心斎橋の馬場万さんで誂えたやつで、からだに合わせればええということでその当時の肥満体にあわせて作った。それからもう30年以上経った。
裂けたり、破れたりはしてないけど、経年変化でだいぶ痛んでいる。それでも長年使ってるんで愛着がある。持っていってベルトを短くしてもらおう。
てなことで馬場万さんに行く。
とても久しぶりだ。
言うてみると、快く修理を引き受けてくれた。ついでに痛んだとこも補修してくれるという。
もちろんすぐにはできない。しばらくあずけてもらいに行く。
これは見違えた。
えらく綺麗になってるではないか。
ショルダーのベルトはちょうどええサイズに切ってくれた。
きれいに磨いて、塗ったり磨いたり。
とてもいい感じになってる。なんだか風格が出てるではないか。
経年変化が味になってる。
今まで、何も手入れせんとええ加減に使ってたのだ。
気に入った。これからはこれをメインに使おう。
なんて思った。
外出する時のカバンは。
外出するときは、どんなバッグを持っていくか悩ましい。
近頃はもっぱらリュックであった。
なんでも入ってとても便利。雨具から着替えから、モバイルバッテリーも、本も、その他もろもろ。
つい何でも入れるんで重くなる。
しかし、全部背中に背負うから楽でもある。
しかし、お金やなんか、ちょっとした、すぐ要るものに出し入れは面倒だ。
サコッシュみたいなやつを補助的にぶら下げて歩くことになる。
これはこれでなかなか便利なんでずっとやってた。
それでも時々荷物が少ない時なんかは、ショルダーバックででかけてみる。
これはこれで簡単でいい。
ショルダーバッグで気分を変えてみる。
しかし、考えてみたら、
ショルダーバッグでええんとちゃうやろか。
要するにこれに入るだけしか持たれへんから荷物は簡単で軽い。あれもこれもと考えるから荷物が増えるんであって、入るぶんだけにしたらええんではないか。
要るものと要らんものをもっとちゃんと考える。
バッグのサイズに合わせて持ち物を考える。これが大事かもしれん。
そうしてみると、リュックなしでいける場合がとても多くなった。
これでええやん。
てなことで修理をした次第。
なんだかんだで、小さな事で時々気分転換が必要ですなあ。
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