最近読んだ本、「禍」、「ヴァイオリン職人と消えた北欧楽器」。

  • 2023年12月25日
  • 12人

「禍」。

小田雅久仁 著。

あじあん

耳から入ってその人を支配する。その人がまた次の人を・・・、最後は誰だ?

・食書

気持ちのよいトイレがある本屋ってええもんだ。つい行きたくなる。それでドアをあけたら、人がいる?なんで?しかも女が?なんで?しかも本を食ってる。

見たな!!

「絶対に食べちゃだめよ。 一枚食べたら引き返せない。」

・耳もぐり

人間の手が長い間隠し持ってきた、知られざる能力、耳もぐり?

わかっていますとも中原さん。香坂百合子のことでしょう。

ある夜遅く私は梅田からきた大阪行きの電車に乗っていました。

すると妖しい男が女に狙いをつけて耳に入っていった。

人格を支配する。人格に混ざる。

入り鍵、出鍵、指のカタチ決まる。

耳もぐりでいちばんやってはならないこと。それは自分の耳にもぐることだ。

・喪色記

彼にとって、目はあまりにも意味がありすぎた。

心がざわめく 夢幻石がやってくる

本当に力の強い眼人は、鏡を覗き込むことで子供のうちから自由自在に夢幻石の内と外を行ったりきたりできるの。

たった一人しか救うことができない眼人がいたっていいじゃないか。

右の目から黒煙が マナがこちら側にあらわれた

灰色がおそってくる

・柔らかなところへ帰る

ずっと痩せた女が好みだと思い込んでいた。

路線バス。お隣よろしいですか。

2人目の女。3人目。待った? みんなが待ってますよ。

屋敷の最奥に横たわるひときわ巨大な女の胸元に流れついていた。

・農場 鼻

その宿なしの若者は、二日前に誕生日を迎え、二十八歳になったはずだが。

黒い影がちらりと どうやって死ぬ気だ? 友よ。

これから行くとこで、おまえさんはちょっとしたもんを見ることになるよ。まだこんなもんがこの世にあるかってな。それでも人間、慣れちまうんだけどな。きっと俺たちはよォ、大昔に地獄に落とされちまってここにいるんだけどよォ、もうすっかり慣れちまって、地獄ってのまもっと下にあるもんだと思い込んでんだな。呑気なもんだわ。

髪禍 髪

二度結婚し、二度離婚した。悪魔の誘いのような電話 一泊2日の仕事10万円、最初に5万

惟髪天道会かんながら。宗教儀式のサクラ。

髪読日留女かみよみひるめ。九十の坂を越えた老女。大髪主。

手首に髪輪

髪衣 髪譲りの儀式

・裸婦と裸夫

通勤電車。現代の裸婦展。中吊り広告。通勤時以外、何とか座れた。向かいには良い感じの女子。

騒ぎが起きた。裸夫A、裸夫B、そして・・・

まがまがしい話の数々。

つい読んでしまう。

とても面白い。

 

 

あじあん

わしの勝手なおすすめ度。

星四つ。

「ヴァイオリン職人と消えた北欧楽器」。

ポール・アダム 著。

あじあん

イタリア、クレモナ。ヴァイオリン職人が消えた北欧楽器の謎を追う。

バイオリンの街、クレモナに住むバイオリン職人、ジャンニのところに元の弟子、リカルドがノルウェーからやってきた。ハンサムで恋多き男、人誑しであり、女誑しである。とても魅力的な男だ。

そして彼の演奏会。ノルウェーの古楽器ハンダンゲル・フィドレ(ヴァイオリン)でオーレ・ブル(ノルウェイのパガニーニと呼ばれる)の曲が演奏される。

そして、翌朝、彼の死体が発見された。殺人だ。あのヴァイオリンも消えていた。

犯人は誰か?そしてなぜ殺された。なぜヴァイオリンが消えた?

刑事グァスタフェステが謎を追う。ジャンニと恋人マルゲリータとともにノルウエーへ。

ベルゲンにいるリカルドの妹に会いにいく。

そこは、フィヨルドの世界。

ペールギュントの世界。

雨が降り頻る。

ヴァイオリンディーラー、イングヴァル・オーデンダールが関係してる? アクセル・スーレンセンとは?

トロールの丘にあるグリークの家へ。

ペールギュントの世界。

今度はオーデンダールが殺された。

ハンダンゲル・フィドレの出どころを探る。謎はそこにある?

ヴァイオリンの渦巻きに彫られた謎の女は?銀のロケットの中にあったもの?

とても面白い。

ヴァイオリンの製作。

ノルウェーの食事。

雨のベルゲン。

良い感じ。

美男で女たらしの名演奏家、オーレ・ブルのやったことは?

フィヨルドの北にある島。

厳しい気候。

さらなる殺人。

とても面白い。

 

 

 

あじあん

わしの勝手なおすすめ度。

星四つ。

あじあん

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