映画、「いのちの食べ方」

映画、「いのちの食べ方」を見ました。
すごい映画です。
豚や牛、鶏、トマト、野菜・・全てが食料として生産されていきます。
高度にオートメーション化され、生産性が良く、清潔で、品質も安定。
これが全てロボット化されて、無人工場であっても何の違和感もない。
もし、食料になるものなら、牛の変わりに人間が並べられていたって何の不思議もない。
そんな時代が来るかもしれない。
食糧生産という高度にオートメーション化されたプロセスが粛々と動くだけだ。
その生産のプロセスに、牛や豚や鶏などの生命としての成長も組み込まれている。
生まれて、生きて成長して、死ぬのも、唯の工程なのだ。
神をも恐れぬなりわいとは言えないのか。
知ってても知らなくても、食料を買って食べる限りは、我々もその仕組みに
組している。逃れられない。
農耕、狩猟で事がすむ時代ではないんだ。

eiga080207

毎週木曜は、映画、音楽、書画に関する話です。