最近読んだ本、「スウェーディッシュ・ブーツ」、「奇祭巡礼」。

  • 2023年10月20日
  • 9人

「スウェーディッシュ・ブーツ」。

ヘニング・マンケル 著。

あじあん

北欧の暗い海。離れ小島に住む男。

スウェーデンの南部、バルト海と言えば、すごいところだ。いろんな国と接してる。

フィンランド、ドイツ、ポーランド、エストニア、ラトビア、リトアニア、ロシアの飛地すらある。

こういうところでは海を舞台に様々な事件が起きる。密輸、移民、謀略、スパイ、なんでも起きる。

この人の作品、刑事ヴァランダーのシリーズはテレビで見たことがあるけどとても面白かった。北欧の厳しい自然、孤独な男。風景がとても良い。

ちょっと似たようなのを期待して読み始めた。

とても面白い。

孤島に一人住む男。

ある晩、強烈な光と熱で目をさました。家が燃えている。

パジャマにレインコートを羽織っただけで逃げ出した。足にはブーツ、どっちも左側。近くの島から船で助けが来る。友人も来る。沿岸警備隊も来る。新聞記者も来る。

若くて魅力的な女性記者だ。早速気になる。70歳の爺さん。元気やなあ。

さて、これは失火か放火か? 保険金目当ての自作自演が疑われてる?

彼は、ヤンセンを疑ってる? 郵便配達の男だ。ずっと彼を気にかけてなにかと世話をしてくれてる。しかし、なんだか怪しい。

そんなところへ突然娘が帰って来る。なぜ? 妊娠してる。

なにか問題を抱えてる?

そしてまたいなくなった。

舞台はフランスへ。モンパルナスへ。

またまた、別の島に火事が発生。一体何が?

とても面白い。

龍安寺の石庭もでてくる。

とても面白い。

ただ、期待してた叙情、情緒、寂寥、もののあわれ・・的なものは少なかったような。

ちと残念。

 

 

あじあん

わしの勝手なおすすめ度。

星三つ半。

「奇祭巡礼」。

北條秀司 著。

あじあん

こんなお祭り知らなんだ。

とても面白い。日本全国にまだこんな楽しい祭りが残されているのかと思うととても嬉しくなる。写真も一杯あって、祭りの様子がとてもよくわかる。

何となく知ってはいても、その日、その時間がわからんと、たまたま行き遭うなんてことはほとんどあり得ない。情報として知っておけるのもとてもありがたい。

それにしてもやっぱり、人間の生殖に関する、あるいは男の能力にかんする素朴な期待が子孫繁栄、家内安全、無病息災、五穀豊穣の願いにつながるんですなあ。

知らんけど。

近場にあって行ってみたいやつも沢山ある。

いつか機会をみつけて見に行こう。

三州西尾のテンテコ祭り

南信濃新野の夜田楽

大和五条の鬼走り

松本平の三九郎焼き

秩父隠れ里おんまらさま

明日香の宮のおん田遊び

秋田六郷の竹合戦

牛久保城下のうじ虫祭り

尾張熱田のオホホ祭り

奥近江の大凧揚げ

相模大磯座問答

吉野山の蛙飛び

相馬の原の野馬追い

九十九里浜の鬼来迎

琵琶湖岸の気ちがい祭り

日高川べりの笑い祭り

奥三河のさん候祭り

美保ヶ関の諸手船

とても面白い。

 

 

あじあん

わしの勝手なおすすめ度。

星三つ半。

あじあん

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