感動、パラリンピックの千手観音

先日、テレビ番組、「女たちの中国」を部分的に見ていました。
女性の側から見た現代中国の結婚観とか食に対する話とか、
興味深い話が多かったのですが、障害者に関する話に衝撃を受けました。
一つは、水泳選手の練習風景、もう一つは千手観音です。
千手観音の美しい演技は、今迄何度か紹介番組を見たことがあり、
うっすらと記憶の隅に残っていました。
しかし、改めて一糸乱れぬ動きの美しさとそれが醸しだす幻想的な映像、
そしてそれが全て聴覚障害者によって演じられているという事、
こういう事すべてに改めて感動したのです。

障害を克服するという努力もさることながら、障害ゆえに集中できる感性、
そういうものを研ぎ澄まさせて、その技と努力の徹底を、想像を超えて
実現しているという印象です。

そういう意味では水泳選手や他のパラリンピックの競技練習もそう見えました。
徹底の上の更なる想像を絶した徹底。

こういう姿って、中国の伝統芸能や武術の世界でも同じように思います。
雑技の凄さもそうだし、少林寺拳法などもそうですね。

あの人口の中で当代一の誉れを得るには、普通に考えて到達できるような
レベルでは到底だめだから、信じられない域をめざすというのは当たり前という
考えが根底にあるのかもしれません。
そういう恐ろしさを感じました。

kannon080217 。。

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