先週の大阪でもかなりの雪が降った翌日、池田の逸翁美術館に行って、
「蕪村・呉春展」の後期展示を見に行った。
前回、これほどの量と質の蕪村・呉春をみたのは初めてだったので、
後期も見逃してはならないと思ったからだ。
句境、詩境を洒脱な画と詞書で描いている。
こういう境地は理想に近いものがあって、またまた触発されて、
下手な画に挑戦することになる。
「桐花桶無弦の琴の撫こころ 蕪村
師翁物故の後余ひさしく
夜半亭にありて机上なる
陶靖節の詩集を閲るに
半過るころ此のしほりを
得たりこれ全淵明のひとと
なりをしたひてなせる句なるへし」
という事で、蕪村の句に陶淵明の画と上記賛を添えて一幅を造作し、
蕪村の娘の嫁入り資金にしたと解説にある。
高名な両人にして金銭的には窮乏していたということだろう。
こういう一幅ができるのはすばらしい。
茶道具の展示のところに掛けられていた呉春の節分の一幅。
恥を覚悟で、気持ちだけ真似てみました。練習です。