我が家の薪ストーブ。
さて、もうすぐ冬がやってくる。 薪ストーブの季節だ。
我が家の薪ストーブは、ロケットストーブという、最新テクノロジーを駆使したユニークなやつだ。
何でもバンバン燃える。 ということは燃費がとてもいい、優れものだ。 しかも煙突が熱くならないのが安全で嬉しい。
解体木材の処理。
しかし、いくら熱効率が良くても、燃料がなければどうしょうもない。 今のところ安定した供給先がないのが悩みの種だ。 毎年、何らかの好意でいただくやつで今まではやってこれた。
これからどうなるんやろ、また、探しに行かなあかんなあって心配してたら、ご近所で解体が始まった。 ご高齢とご病気で亡くなった方がいて、後が空き家になっていた。 ご遺族の方が、この度解体処理という決断をされたらしい。 気持ちはやや複雑ではあるけれど、どうせ、解体で廃棄処理されてしまうなら、木材だけもいただけないかとお願いに行った。 解体業者さんとしたら、それは、むしろありがたい話やということで、無事いただけることになった。 業者さんにとっても、捨てに行く手間が省けるということだ。 毎日、廃材がどんどん発生する。
うれしいけど大変だ。
丸鋸で切る。
この板を切るのは電動の丸鋸だ。いまのところわしにはこれが一番便利。
充電式の家庭用電動ノコも買って見たけど、確かに一応切れることは切れるけど、パワー不足で時間がかかって使い物にならへん。 これでバリバリやるのが一番だ。
わしが使ってるのは、HiKOKI(元HITACHI)FC 6MA2
とても安定して使いやすい。パワーがすごい。安全装置もちゃんと働く。
もう数年前から使いまくってるけどまだ全然問題ない。
すぐれものだ。
もう型番は変わってしまってるんかな?
刃が届かん厚手のやつは上下から2度やれば大丈夫。 ストーブに入る長さでバリバリ切っていく。 大体長さ40から50cmくらいが見当だ。 それはええけど、腰にくる。年寄りにはきつい作業だ。 それにしてもいろんな木が使われてるもんだ。 実にバラバラ、長いやつ、短いやつ、太いやつ、細いやつ。こちらの都合がええように形が整ってるわけではない。 機械的にジャンジャンやっていくわけにはいかず、あっち向け、こっち向け、縦横入れ替え、結構めんどくさい。 2時間もやると、肩がパンパンになる。腰もずっしり重くなる。 明る日は体中が身入っている。 それでも、すこしずつ頑張らんと、減って行かへん。
薪小屋もどきを作る。
さて、どうしよう。 廃材を見てたら結構太い柱みたいなやつもある。長い角材もある。こういうのを使って、簡単な臨時薪小屋を作ってしまおう。 その中に、廃材を切って入れていったら便利ではないか。
もらった材木から適当なのを切り刻んで、素人ながらなんとかできた。
インパクトドライバー。
仮小屋と言えども組み立てるにはインパクトドライバーが必要だ。釘と金槌ではどうにもならん。
電気の力でバリバリっとやらんと終わらへん。
廃材には釘やらネジやらがやたら打ち込まれている。燃やすやつはそのままでもええけど、組むやつはさすがに取り除かんとあかん。
結構面倒。
インパクトドライバーを逆向きに回してやる。
古いやつやけどいまだに問題なく頑張ってる。 MAKITA M692DW。 電池はサードパーティの安いやつだ。しかし、Liバッテリ。特に問題はない。
この機種も今はもうなさそう。
それにしても、この家で何年、何十年暮らしはったか知らんけど、一生を暮らしたその家が、どっかの馬の骨のストーブの薪になって一冬か二冬で消えてしまうのかと思うと、儚いもんやなあ。わしの方かてとても複雑な思いだ。
大事に暖をとらせていただこう。
まとめ。
以前は、薪ストーブの燃料と言えば、製材屋さんでいくらでも貰えたという。
しかし、最近は田舎と言えども製材屋さんが見当たらへん。廃業されてるとこが多いのだ。
困った、困った。
マメにあたりに目を配って、幸運を見つけんとあかんのだ。
犬も歩けば棒にあたる。