夏の楽しみ。
わしは、いま紀ノ川筋の田舎町に住んでいる。
紀ノ川と言えば昔から鮎漁が盛んなところだ。
初夏の鮎シーズンになったら、昔からあちらこちらで友釣り鮎漁用の友鮎を売る店をよくみかける。
しかし、最近は、鮎漁の鑑札を売る店と共に、こういう店もどんどん見かけなくなってきた。
とても寂しい。
鮎を食べる人が少なくなったのか? 鮎が獲れる量が少なくなったのか?
もちろん、鮎が気楽に食べられなくなった。
レストラン、料理屋さんでは問題なく食べれるけど、その辺の魚屋さん、街角食堂なんかで安直に出てくることはなくなった。家庭で簡単に食うものでもなくなってきた。
鮎がなければ、ハラワタを塩辛にしてくう「うるか」なんかもちろんない。
残念やね。
夏のささやかな、庶民のプチ贅沢な風物詩が消えていく。
そういえば、生は無理でも、鮎寿司なんかも紀ノ川筋の名物だ。
鮎を飴煮に煮詰めて押し寿司みたいにして食うのだ。
柿の葉寿司とはまた違う田舎の楽しみなのだ。
これも、時々思い出しては食いたくなるやつだ。
お気に入りの美味しい店があったけど、随分味が変わってしまった。
どっかええとこないやろか?
堺屋の鮎あめ煮寿司。
そんな気持ちの時に、隣の橋本市にある老舗の割烹仕出し屋さん「堺屋」が鮎あめ煮寿司のテイクアウトをやってはるのを知った。
昔ながらの有名店。きっと美味しいやろと期待して予約。
結果は期待通り。とても美味しい。
鮎が一匹まるごと、頭から尻尾まで美味しく煮られている。
さすが料亭、ごはんの具合とタレが絶妙。ご馳走さんでした。
わしの勝手なおすすめ度。
星四つ。
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堺屋の詳細。
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店名 「堺屋」
ジャンル 日本料理
住所 橋本市東家6-5-15
電話 0736-32-1230
営業時間 11:00-14:00 16:00-21:00
定休日 月曜日(祝日の際は営業)
メニュー 日本語
言語 日本語
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堺屋の地図。
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