美々卯のうどんすきを食べた

久しぶりに「美々卯」に行った。
本店だけど、玄関まわりに雰囲気を残しながらもすっかり改装されている。
数年前も同じだったかな。
ずーと以前に何度か行った時には、まだ古い建物が残っていて、
つぎはぎだけど随分風情があった。

中国だったらこういうのは改装が許されなくて、古くて使いにくくて
客の便利が悪くても保存する方に今は動いているようだ。
それはそれでいいと思う。

「美々卯」の堺店も古くからあって何度か行っている。
その向かいには「ちく満」のせいろ蕎麦があって、ここは殆ど昔のままの
建物でやっている。
又、近くに「かん袋」っていう胡桃餅の店もある。
ここは少し改装しているが、かなりの部分が昔の雰囲気だ。
堺でも昔の風情を残す一帯だ。

「美々卯」のうどんすきは食通の文豪の本に良く出てくる、
谷崎潤一郎でも見たことがあるし、確か吉田健一の本にもでてきた。
それだけ確かな味だという事だろう。

寒い時にはちょうどいい、変わらないいい味だった。

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