漢字に遊んだ巨人、白川静

  • 2008年2月23日
NO IMAGE

中国を旅していると、漢字の国だなあとつくづく思うことがよくある。
どんな場所にいっても感じを基調にしたデザインがある。
風景の観光地なら石や岩壁に朱で名前や由来などが刻まれている。
看板もやたら多い。
どんな外来語も漢字にされてしまっている。
カルフールやマグドも漢字だ。
しかし、驚いたのは、そもそも、漢字が生まれた元になる甲骨文字がどういう意味を持って生まれてきたのか、それがどういうふんに篆書
や隷書になって今の漢字にたどりついたのか、そういう漢字の原点を
研究して解明した日本人がいるという事だ。
中国人にもなしえなかった偉業だ。
先日、テレビを見ていたら、「私のこだわり人物伝」と言う番組があった。
その中で、「漢字に遊んだ巨人 白川静」という事で白川静の偉業が
紹介されていたのだ。

その漢字一筋の人生もすごいし、
長い間世に認められずにいて、60歳にして始めた出た岩波新書で一躍
世の知るところとなった人。
出した岩波新書もすごいし、説を曲げずに生ききる白川氏もすごい。

さわやかな人生を聞かせてもらった思いだ。

sirakawa080223-1

sirakawa080223-2  。

  。。