最近読んだ本、「邯鄲の島遥かなり」 上、中。

  • 2022年2月10日
  • 2人

貫井徳郎、「邯鄲の島遥かなり」 上

第一部 神の帰還
ある日、島にイチマツが帰ってきた。
一ノ屋のイチマツだ。伝説の男? 信じられないほど美しい男。
つぎつぎと女が寄っていく。
女たらし?
というより、ごく自然に女が吸い寄せられる。
もちろん子どもも生まれる。それがどうした。
結婚するわけではない。
時間がたてば女が出ていく。
そして他の男と結婚する。いつまでも自分一人のものではないらしい。
それで幸せらしい。
イチマツは福をもたらす男なのか?
第二部 人間万事塞翁が馬
イチマツは福をもたらす男なのか?
血を引く子どもには必ず特徴的な痣画ある。
その子に福が? バカと言われた子もいる。
しかし、不思議な才能があるのでは?
第三部 一ノ屋の後継者
一ノ屋の家は代々働かなくてもいいらしい。島の人たち暮らしを支えている。
何故?
何もしなくても生きていける。
跡取りになったけど、何のために?
イチマツの真似ができるはずもない?
何ができる?
第四部 君死にたまうことなかれ
一ノ屋の血を引く女はどうなる?
男のDVに泣いて暮らすのか?
島は大騒ぎ?
第五部 夢に取り憑かれた男
イチマツはなにをしてきた男なのか?
もしかしたら幕府瓦解の時に無くなった御用金に関係が?
洞窟の奥に見果てぬ夢があるのか?
第六部 お医者様でも草津の湯でも。
イチマツ痣のある女子には美人がいない。生まれないという言い伝えがある。
果たして本当か?
あまりにも美しい女の行く末は?
第七部 才能の使い道。
関東大震災が起こった。島に甚大な被害が・・・・。
そして・・・・。

ある数奇な運命を辿った男の物語。
そういうのではい。
一族の歴史。
そういうのでもない。
島自体が物語ではなかろうか?
淡々と語られるそれにとても惹きつけられる。

貫井徳郎、「邯鄲の島遥かなり」 中

第八部 第1回男子普通選挙
島でも選挙が始まった。
それが島を2分する騒ぎに?
第九部 ご落胤騒動始末
椿油御殿、一橋産業の当主が死んだその日。
少女が現れた。一ノ屋の血を引くあざがある。豊子と名乗る。
さて何が起こる?
第十部 人死島
いつのまにか島は心中の名所に?
なんで?
そして戦争が。
第十一部 超能力対科学
第十二部 勝ってくるぞと勇ましく
第十三部 子供たち
こどものできない征子と子どもたちの物語。

とても面白い。
下巻が楽しみだ。

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ありがとうございました。