最近読んだ本、「怪物」、「血の味」。

  • 2023年8月29日
  • 20人

「怪物」。

東山彰良 著。

あじあん

怪物が私を追いかけて来る。

二叔父さんは本当に怪物を撃ったのか?

私は柏立仁、作家である。私が書いた「怪物」は大ヒット作となった。

しかし、なぜかスランプ。次が書けない。

「怪物」に押しつぶされそう。

わしの故郷、台湾へ行こう。幼馴染の従兄弟、マントウ売りの王誠毅に会おう。

そして、鹿康平のモデル王康平の事をもっと知ろう。

それに、藤巻琴里の手紙が気になる。

二叔父さんはB-17に乗って大陸へ行った? なぜ? 本当に?

蘇大方とは何者? 叔父さんは彼とどこで出会った?

わからんことだらけ? 考えねば。 調べねば。

藤巻琴里が会いにきた。何のために?

叔父さんと旧日本軍との関係が?

エリック・サティの世界一長い曲とは「嫌がらせ」? 興味があるが聴きたくない。

悪人の胸の中に青い鳥が住んでいた?

台湾から中国に飛ぶ飛行機とは? そして落ちたらどうなる?

極貧の村で何が起きた? 本当の怪物は誰だ? 怪物がしたこととは?

どんな闇があった? どんな愛があった? どんな救いがあった?

とても面白い。

愛が家に入ってきたら、自由は窓から逃げ出す。

なぜ、日本軍の軍人が出て来る?

第二次世界大戦の末期、あるいは直後、台湾と中国に起きたこと。

国民党と共産軍。その狭間で様々な闇が・・・

本当の事ってわかるのか?

怪物は誰だ?

撃ったのは誰だ?

とても面白い。

作家は又、怪物を書けるのか?

女たちは?

本当は彼が翻弄されてる?

とても面白い。

第二部

::::

16。文字が残されるとき

17。本だって書けるさ

第三部

18。鈴の音

19。白雪姫は青い鳥を見たか

20。積乱雲

さて、どうなる。

とても面白い。

 

 

やっぱり台湾に旅をしたくなってきたなあ。

あじあん

わしの勝手なおすすめ度。

星四つ。

「血の味」。

沢木耕太郎 著。

あじあん

中学三年の冬、私は人を殺した。

ナイフで胸を一突きしたのだ。ナイフはBONEというアメリカ製のもので、刃渡りは八・七センチだった。

それから20年。

少年の人生に何があったか?

留置所から鑑別所、少年院、更生保護施設。

篤志面接委員が身元引き受け人となって息子の会計事務所で働く。

大学入学検定試験、国立大学経済学部二部、税理士試験、合格、公認会計士となる。

とても良い人生?

しかし、今でも時に、ナイフを突き刺したときの感覚が蘇る?

発端は何だったのか??

銭湯で。女装した男、オカマ? に出会った事??

元ボクサー?世界ランキングのマヌエル・サンチェスと戦った男?

部活は陸上、走り幅跳び突然飛べなくなった。それはなぜ?

同級生の女性とは??

どこか知らないところへ行ってしまう? だれが?

母は妹をつれて行ってしまった。あなたは行くの? 残るの?

父が背負っていたもの。戻るべきよ 私は死んだのだ。

とても面白い。

 

 

この人のノンフィクションは大好きでずっと追いかけて読んでるけど、小説も面白い。

あじあん

わしの勝手なおすすめ度。

星三つ半。

あじあん

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