「汝、星のごとく」。
凪良ゆう 著。
月に一度、わたしの夫は恋人に会いに行く。
井上暁海、17歳、今夜もお父さんは帰ってこない。
青埜櫂、17歳、漫画が認められたか? 東京に出てプロのなりたい。
島で暮らす二人は同級生。
暁海の父は、島を出て愛人と暮らしている。母に、お父さんの様子見てきてと言われる。
愛人ちに一人で乗り込むのは根性いるわなと櫂がついてきてくれた。
家が壊れていく。母が壊れていく。
櫂の母は島で唯一のスナックのママだ。父親は彼が生まれてすぐ胃癌で死んだ。
母は一時たりとも男なしで生きられない。
今また恋愛中。
暁海と櫂、2人の人生は交錯しつつある。
どちらも進学を考える年頃だ。さてどうなる。
暁海の家は破綻しつつある。母とは離れられない。父の愛人は素敵な人だ。とても心惹かれる。あんな行き方をしたい。しかし、父を奪った憎たらしいやつだ。父からはある程度の援助はありそう。しかし、??
働くしかない。母も私もどんどん不幸になる? 何が幸せ?
櫂の漫画は、絵を描くのではなくて、原作者、なんだかうまくいきそうだ? きっと当たると編集者も言ってくれる。
原画担当の友人とのコンビネーションも抜群だ。
東京へ行こう。プロになろう。
二人の恋愛はどうなる?
応援してくれるのは北原先生だけ? この島で唯一のシングルファーザーだ。
とうとう遠距離恋愛か?
青春グラフティが輝き始めるのか?
いやいや彼らには大きな試練が。
暁海の母は? 父と愛人は? 母はもう? 働き始めた彼女は? 未来はあるのか?
先が見えない?
櫂は? 漫画がとうとうヒットした? お金がいくらでも? 女たちが?
二人の人生の交錯は解けていく?
東京に出た彼女は?
とても面白い。
この二人これからどうなる? なんとかならんのか?
そして、緊張が高まる?
一気にカタストロフィーに向かってしまうのか?
あなたは一人で考えて一人で反省して一人で答えを出すんですね?
そして、ひどい? 何が起こった。
静かな、ゆるやかな・・・
結婚という名の互助会会員・・・
とても面白い。
わしの勝手なおすすめ度。
星四つ。
「慈悲の糸」。
ルイ・クベールス
オランダの文豪が描く日本。
旅行記でないところが面白い。
日本の人や暮らし、文化に触れて、その経験談を旅行記として書くというのはよくある話やけど、こんな風に捉えてみせるというのはとても興味深い。
なるほどこうくるか・・
ええとこ見てはる・・
そこはちょっと・・・
外国人の目にはそうなんか・・
とても楽しい。
小野小町 迦陵頻伽上半身が人下半身が鳥の仏
紀内侍 鶯と梅の話。
扇
近江八景 瀬田の夕照 瀬田の長橋 絵師 宗達?
蛍
天橋立
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天職、任務、勤勉とは違う?
明かり障子
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わしの勝手なおすすめ度。
星四つ。