九州の秘境温泉プラス、湯平、杖立、由布院、黒川温泉を歩く旅が続く。
さて、杖立温泉のバス停に着いた。
地図でいえばこんなところ。
これをすこし左上に傾ける。すなわち、左が北西という感じが実際の方角になる。
杖立川が真ん中をどんと流れていて、両側に集落がある。
ぱっと見た感じ、静けさが漂ってる。山間の鄙びた風情というよりは、建物が多いし、平地が多いんで一見賑やから歓楽街があってもよさそうな町ではあるのに、通りを見てもひっそりしてる。
どうやら、バスを降りた通りが商店街、というか商店街跡みたいなところで川向こうに温泉宿が並んでいるみたい。
目の前の大きな川も、水害で被害を受けたということだ。
つげ義春が来た頃のような、ストリップ小屋はおろか、バー、居酒屋の類すらなさそう。
あたりを少しずつ見ながら今宵の宿、「日田屋」を目指す。
川向こうに見えてるやつを目指して、適当に降りていく。
さすが、湯の町。
温泉地に来たという気分になってきた。
橋を渡るとすぐに日田屋が見える。
日田屋。
川の左岸、旅館街の真ん中くらいにある。
とても分かり易い。
玄関には酒屋さん的なディスプレイ。元酒屋さん。
中から、若くて美人の女将さんが迎えてくれた。
すごいパワフルな方だ。圧倒される。
説明を聞くだけでタジタジとなる。
いろんなことを直球でずばずば。単刀直入。 こっちはモジモジ。
お料理にもいろいろ思い入れがあって、凝ってはるみたいで晩御飯が楽しみだ。
杖立温泉の話もいろいろ教わった。
やっぱり水害の影響で閉ざされている観光スポットが多いらしい。
では、続く話は、食事の時にゆっくり聞かせていただくことにして。
まずは、周辺を試しに歩いてみよう。
とりあえず、目の前の川の左岸にそって遡ってみる。
地図によれば、国道まで出たその先には道の駅もある。
なかなか、流れが強い。
釣りをしてる人がいてる。鮎かなあ? ヤマメかなあ?
晩飯の時に食えたらええなあ。
橋がある。
渡らずに真っ直ぐすすむ。
子育地蔵?
すぐに薄暗い山道へ。
何もない。
そうでもない。
結構被害のあともあるのか。
だんだんと寂しくなる。
川に降りる道が面白い。
なんちゃら権現って書いてるけど、あたりを探しても何もない。
とうとう国道に出てしまった。
どんどん歩こう。
左手川向こうに何かが見える。
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折立温泉のユーチューブ動画を作って見ました。よかったらご覧ください。
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日田屋の地図です。