九州の秘境温泉プラス、湯平、杖立、由布院、黒川温泉を歩く旅が続く。
日田バスセンターへ。
さて、プノンペンラーメンを堪能してお腹いっぱい。気持ちも豊かになった。
駅前に戻ってバスセンターに行こう。
ちょっとわからん。
よくあるのは、駅前ロータリーがバスターミナルになってるというやつだ。
そういうのを目でさがすけど、駅前にロータリーらしき場所はあるけど、バスが入ってくるような形になってない。地図を見ると、道路を挟んで向かい側にありそうだ。
あれか。
バスセンターの中は広い。
見かけはとても地味だ。九州縦貫バスのターミナルとは思えない。間口は小さな商店の入り口みたい。
しかし、入ってみたら結構広い。
待合席がたくさんあって、余裕がある。
乗客が少ないせいでもある。
すっと前に中国で長距離バスに乗ったことがある。
杭州から諸葛八卦村まで長距離バスと路線バスを乗り継いでいったのだ。
その時に、中国のパワーをしみじみと感じた。どこに行っても、バスターミナルは超満員なのだ。
都会はもちろん、地方のターミナルに行っても、チケット売り場は行列やし、待合席は広くていっぱい席があるのに、座るとこの取り合いだ。すきあらばこそで、さっと奪われる。
生存競争は熾烈なのだ。
それに比べて、わしらの国は衰退やなあ。
わしらはのんびりと待っている。
売店を覗いたり。
トイレにいったり。
もうすぐ、バスが着く時間だ。
しかし、バスは来ない。
まあ、バスやから少々の遅れはあたりまえだ。
しかも福岡から来るやつだ。道中は長いからなあ。
それにしても遅い。わしらになんか手違いが?
待つ場所間違ってる? なんせ、いろんな行き先のバスが集まって行くるところだ。
いろいろ心配になる。やっと来たかと思ったら、違うバスっだった。
チケット売り場に聞きにいっても何となく、待つしかなさそう。
バスチケットの買い方。
ちなみに日田から杖立温泉へはバスで行くしかない。路線バスではなく、福岡・福岡空港ー黒川温泉郷という高速バスの路線でいく。チケットは、ネットで簡単に買える。
乗車の2ヶ月前から座席指定で買えるのでとても安心だ。
乗車時に、予約成立のメールをプリントアウトしていくか、スマホで確認できるようにしておけばOKだ。
やっとバスが来た。
ようやく、20分ほどの遅れで到着した。
バスは一番前の席を予約しておいた。けど、それでも前が塞がってるんでドンと視界が開けているわけではない。
それでも一番前は快適だ。運転手目線で風景を眺めながら行ける。
なかなかええではないか。
さぞかし山越えのワインディングロードが続くんやろって思ってたら、さほどのことはない。
道はほどよく整備されて、ゆったりと山里を抜けて行く。
気持ちがよい反面、ドラマチックな展開はまったくない。
切り立った崖もないし、峻険な山々もない。
どこまでも広がる望洋たる大地でもない。
ただの山間集落を抜けて行く。
杖立に着いた。
余韻に浸るまでもなく30分ほどで着いてしまった。愛想なしである。
杖立温泉の町の真ん中あたりみたい。
では、バス停の場所をしっかり覚えておいて、温泉街に向かおう。
さて、何が出るか、何に出会えるか、とても楽しみだ。
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日田バスセンターの地図。
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折立温泉バス停の地図。
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日田から折立へのバスの旅をYouTubeの動画にしてみました。良かったらご覧下さい。