胃癌の手術を受けて、3年経った。

手術後3年、無事通過。

早いものだ。2019年の春にステージ2の胃癌発覚。えらいショックを受けた。
それまでは何の前兆もない。自覚症状も無い。
いつものように問題なしの知らせがくるものと思っていたら。あら大変。
要精密検査のハガキが到着してしまった。
で、クリニックに行って、胃カメラで検査してもらったら、あら大変。
ステージ2くらいの癌がありますなあ。ということで早速病院を紹介してもらう。
健康状態絶好調のつもりが、いきなり重病人になってしまった。
突然落とし穴にはまって奈落の底に落ちたかのようだ。
9月19日に胃癌の手術、腹腔鏡手術とあいなった。
簡易手術とはいえ、結構辛かったけど、無事終了。
胃の2/3が切除された。
悪いとこ全部取ったから、もう大丈夫。
の、はず、で、今、暮らしてる。

 

手術後は半年に一回、検査をして担当医にチェックを受けている。
術後1年で1回、3年目に1回の内視鏡検査。
 胃の中に再発などがないかどうか。
半年検査時のCTおよび腹部エコー検査。
 胃の外に転移してないかどうか。
血液検査。
 癌のマーカー値が正常であるかどうか。
こんな感じだだ。
今のところ問題ない。
では、癌の手術を受けて、3年、手術前と比べてわしはどう変わったのか。

 

 

悪かったこと。
・ご飯が食べられへん。
なんせ胃が1/3になったんやから消化力が激減した。
1食の量が昔の約半分。 食間で腹が減るからおやつを食べる。
・胃がムカムカする。
消化力が激減してるんで、食べすぎるとダンピング症状というのか、
えもいわれぬ不快なムカつきが発生。
まずいことに、食べてるうちははっきりわからず、後でそうなる。
3年目にして大分改善された。慣れたのか。
・下痢や便秘が多い。
油脂分がおおかったりと、胃の消化に不得意な食べ物の場合。時として結構激しい下痢になる。
まずいことに、どれが悪いか食うまではわからへん。
原因不明の便秘も多い。
3年目にして大分改善された。
・体力が落ちた。気力も落ちた。
当然かもしれんなあ。食が細って、痩せてしまって、みすぼらしくなった。
筋力も落ちたし、気力も落ちた。
なんとかせんとあかん。
・免疫力は?
やっぱり低下してるんでしょうなあ。
・再発が心配。
如何ともしがたい。そうならんことを祈るだけ。

 

 

良かった事。
・ダイエットができた。
手術直前は78kgもあった。手術直後は63kg。そっからは食事量が少ないんで減るばっかり。
半年後は60kg、どんどん減って、56kgくらいまで減ったけど、それから少しずつ戻ってきて
今は59kg台。また、元に戻らへんかと心配ではある。
しかし、まあ、ダイエットの手法としてはかなり効果がある言えるんではなかろうか。
・腰痛が治った。
手術前はずっと腰痛に悩まされていた。ウォーキングはするものの、腰痛を抱えたままであった。
山登りしても長くなると腰が痛くなって辛かった。
それが、あら不思議、手術の麻酔から覚めたとたん、あれっ、腰痛がない。
いつか元に戻ると思ってたけど、時々不安やけど、いまのところ大丈夫。
何故かさっぱりわからん。ミステリーだ。
・胆石が消えた。
手術直前のCTやMRIの検査で胆石があると指摘されてた。
あんまり痛くなったら手術せんとあかんねえって言われてた。
それが、いつのまにか、検査で出なくなった。
もしかしたら、腰痛って胆石の痛みと勘違いしてた? そうはおもえんけど?
なんにしても、腰痛と胆石がなくなったのはとても嬉しい。
癌とはなんの関係もないとおもうけど。
うれしい。

まあ、こんな具合ですわ。

いきなり癌を宣告されてうろたえたけど、もうこの歳やし、いろいろメンテナンスせんと
あかん時期だったんやろなあと思う。
他にもいろいろチェックして、メンテナンスしていこう。
心も体も。
長生きできるかどうかはわからんけど、介護されながら終わりを迎えるというのはできるだけ避けたいものだ。