ジェフリー・ディーヴァー、「ファイナル・ツィスト」。
気がついたらこの人のこのシリーズをよく読んでいる。
展開が早い。意外性が大きい。サバイバルの場面が面白い。驚きの逆転展開が楽しめる。
などなど、読みやすくて、わかりやすくて魅力がいっぱいなのだ。
さて。主人公コルター・ショウは、賞金稼ぎ。ただの賞金稼ぎではない。
失踪人専門であるが、誰でもいいというわけではない。
彼なりの納得が必要で、場合によっては金はとらない。
なんだか、よくある話ではあるが、あんまり気にしない。
今回は、思春期頃の女性テッシーの失踪。母親からの依頼だ。
ヤクザなボーイフレンドの騙されたか? ヤク絡みでどっかへ売られたか?
さて、ショウにはもう一つの顔がある。というか彼が決めた宿命だ。
父が死んだ謎、何故死んだか?
誰が殺したか、そしてその事件はまだ終わっていない。
それは何故か? それを、解明しなければならない。
父は何らかの証拠を手に入れていた。それは何か?
父からはサバイバルの全てを叩き込まれた。
シェラネバダの山中で、ナイフ一つで生き抜く。
敵を出し抜く。敵から逃れる。敵を追い詰める。
敵はどうやら巨大な組織。 民間諜報会社「ブラックブリッジ」。
テッシーの行方を追うかたわら、父が残したものを探す。
父の残した隠れ家が襲われた。 そこで見つけたあるものを頼りに、図書館へ。
そこである資料を検索したとたんに敵が現れた。恐るべし。
さて、テッシーの行方がわかってきた。
ショウの兄も登場。彼はいったいどんな組織に属しているのか?
父を殺したのは兄ではなかったのか?
過去の出来ごとと交錯して、思いは複雑。 いつか真相に?
さて、やつらが、金と力と暴力などを総動員して追ってるものとは何だ?
もしかしたら、ただの紙切れ? それに何の意味がある?
だんだんと秘密がわかってくる。 これはえらいことになりそうだ。
しかも敵の手に渡るかもしれない。
あるいは? テッシーが見つかった。
火の手が迫る。果たして助けられるのか? 波乱の事件の後で・・・・・・
そして、秘密文書とは? こんなもののために?
100年前に何があった? そして驚きのどんでん返し?
その、また、どんでん返し?
とても読みやすい。 とてもわかりやすい。 とても面白い。