ただいま栗の季節真っ最中、栗の皮剥き器の歯を研いだ。

ただいま栗の季節真っ最中、栗の皮剥き器の歯を研いだ。

やったー。栗の季節が来た。 毎年この季節になると、ドーンと栗が手に入る。

 

 

無料ではないよ。 煮ても焼いても、何にしても、とても美味しい。 もっとも、わしが好きなのは栗だけではない。 スイカの季節はスイカがええし、ブドウの季節にはブドウが美味い。梨の季節には梨を追いかける。 田舎に住んでると季節が廻るごとに旬の果物が入れ替わり立ち替わり現れるし、産直で野山のあちこち、あるいは家のご近所で安く沢山手に入るんでとてもいいのだ。 それで、梨が終わりかけて、今は栗だ。 今年は、大きいんかなあ。 豊作なんかなあ。 期待が一杯だ。

 

しかし、問題がある。 栗は皮を剥かんと食われへん。 茹でたり、焼いたり、先に加熱して食える状態にしてから、無理やり割って、スプーンやなんかでほじくったり、手で苦労して剥いて食ったりする。 栗を剥く機械もあるそうやけどかなり高いみたい。 

そういえば、天津甘栗ってよく言われるけど、栗の季節に中国の天津に行ったことがある。向こうでは、特に栗が名物ということはなくて、「栗だ、栗だ」と大騒ぎしてるようでもない。 ただし、皮を剥いた、あるいはほとんど皮がとれた栗を寒い街角で焼いて売ってるのは中国の風物詩のみたいな感じで北の方の年にはどこにでもあるようだ。そういう次第やから、天津でもしっかり買うことができた。しかもとても安い。

ところで、我が家には秘密兵器がある。

 

 

ただのハサミみたいやけど。栗向き器なのだ。

この刃のところに挟んでグリっとやるとグリグリ皮がむけるのだ。 これはスグレモノだ。

 

「SWADA 新型栗くり坊主」というやつだ。誰でも簡単に買える。

「諏訪田製作所」というところが販売してる。

値段もそれほど高くない。なんせハサミだ。 これでグリグリ剥いたら、あっという間に大量生産できる。 まあ、そうはいうものの結構疲れるけどね。 手が滑って細かい切り傷がついたり、大変は大変やけど、わりと楽に沢山向ける。

そうなると、我が家では、栗のスイーツができたりする。

   

甘く煮て、栗きんとんやら、栗のなんちゃらやらいろんなものが出来てくる。 わしはせえへんけど。 自動的にできるからありがたい。 とても美味しい。

しかし、沢山剥いてるうちに切れが悪くなる。 時々、刃を研がないといけない。 ハサミやったら研ぐのは難しい。けど、心配無用。これは刃のとこだけを外して研ぐことができる。 髭剃りの刃みたいなやつを砥石で研ぐだけのことだ。

研ぐ。

これがまた問題だ。 家では、当然ながら包丁なんかを時々研ぐ必要がある。 しかし、結構、これが苦手なのだ。昔ながらの石の砥石が家にはあるけどなかなかうまいこといかへん。 簡単なダイヤモンド砥石みたいなのを買ってみたけどどうもあかん。 ネットでしらべたら、天然砥石でええのがあるみたい。しかしえらく高いし、多分、研ぎ方がわかってへんからやと思う気持ちがつよい。 それで研ぎ方なんかをYouTubeやらでみてるうちに、良さげなやつを見つけた。 「刃の黒幕」なんて名前のやつだ。 聞いただけで胡散臭そうなやつやけど、ともかく買って試してみた。 全然胡散臭くない。

 

YouTubeの教えのとおりやってみたらわしでも結構うまくいった。

おして研ぐか、引いて研ぐか。 角度はどうか。 刃先にカエリができるかどうか。 注意点をまもりつつやってみると結構ええ具合にできるではないか。

 

砥石の問題より、やり方の問題やったかもしれんけど、この胡散臭げな名前のやつが良かったんかもしれん。 「刃の黒幕」オレンジ 砥石のレベルで言うと #1000 中砥くらいのやつらしい。 ちゃんとする為には荒砥や仕上砥みたいに何種類か準備するのが大事というけど、わしは適当やからしばらくこれでやってみる。 雑い性格の爺さんでもそこそこできるからこれでええやん。

 

そんなこんなで刃を研ぐとなったら今はこれだ。 刃を外してちゃっちゃと研いでしまう。

 

研いだら研いだで、尖った刃先で指をチクッとやって血が出るし、痛いし。 刃物を扱うときは気をつけましょう。

あじあんじゃんくしょん
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