最近読んだ本、「西成で生きる」、「未必のマクベス」。

  • 2021年10月7日
  • 119人

花田庚彦、「西成で生きる この街に生きる14人の素顔」。

西成っていうと、昔のあの騒動を思い出す。
汚くて危なくて、妖しい世界。
近寄りがたいけど、気なる世界。
日雇い労働者で溢れてる。
そんなイメージからなかなか抜けられへんけど、実態はえらく変わってしまてる
みたい。
西成の「今」を切り取る、ドキュメンタリー。
とても面白い。
今は、医療・介護、貧困ビジネスの闇が支配する街になってしまっているのか?
面白半分で、横目で見ながら通り過ぎてるだけではわからへん、暗闇がありそう。
そして、いつか、中国人の街になってしまうのか?
とても面白い。
西成の「仕事人」たち
仕事を斡旋する「手配師」の実態
人夫出し 上村さん、大内さん(仮名)
ついに辿り着いた”西成の裏事情”
元売人 太田さん
「ドヤ」で生涯を終える人々に暮らし
日光ワンズ責任者 池末隆之さん
路上生活者を支える炊き出し団体
「志絆会」代表 樋口順三さん
”元組長”が語る、西成の過去の今
ハシケンさん
医療・介護が抱える闇
悪事が横行する医療現場の実態
元社会医療センター看護師 吉田さn(仮名)
クスリ売りが語る「泥棒市」のリアル
路上のクスリ売り 伊藤さん(仮名)
「介護」の本来の姿を取り戻したい
あさひ在宅サービスセンター代表 山本麗子さん
知られざる介護タクシーの仕事
介護タクシー運転手 西村正一さん

早瀬耕、「未必のマクベス」。

とても軽くて読みやすいミステリー。
僕(中井)と友人で仕事仲間、伴はバンコクの仕事が大成功。勇躍、香港経由で日本に帰る。
その途中、飛行機の不都合マカオに降りることになった。
伴の大好物、雲呑麺を食いながら、カジノで一夜を過ごす相談がまとまる。
そこで何が起こったか。僕は妖しい占い女から不思議な予言を授かる。
そして、カジノで大小という賭博、360万円以上儲けてしまう。
何という幸運か、何かの罠か?
事件は次々に。その時知り合った李という人にHKプロトコルの未公開株を50万香港ドルで
買わないかと持ちかけられた。Hkプロトコルというのは、自分たちの子会社ではないか?
一体何が起きようとしてるのか?
そして、中井と伴はそのままジェイ・プロコル香港支社に転勤となる。
本社との間がなにかおかしいのではないか。
前にここにいて行方不明になった鍋島はいったいどうなった?
彼女は元同級生でもある。元恋人でもある?
ジェイ・プロトコルは有名印刷会社の子会社であり交通ICカードの会社だ。
そして次々のおかしい事件が起こる。
HKプロトコルに月額6億円の特許料を払っているのはなぜか?
HKプロトコルの関係者は全員不審死あるいは行方不明なのはなぜか?
ジェイ・プロトコルの事業の根幹になる暗号化キーの秘密を知るものは?
さて、一番の黒幕はだれか?
つぎつぎと面白い事件が起こって、次々と都合よく解決していく。
とてもわかり易い。
さて、中井の逆襲はなるのか?
本当の黒幕は誰だったか?
チャラいけど面白い。

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