最近読んだ本、「悪の芽」、「クメールの瞳」。

  • 2021年8月23日
  • 1人

貫井徳郎、「悪の芽」。

亀谷壮弥は東京グランドアリーナでアニメコンベンション開催に参加していた。
その時、突然、目の前で男が火炎瓶を投げ、無差別殺人を始めた。
そして男は瓶の液体を自ら浴びて死んだ。彼は一部始終をスマホに録画した。
やがて犯人像が明らかになっていく。
斎木均、41歳、ファミリーレストランでアルバイト?
特に問題はなかった?
しかし、子どもの頃いじめを受けていたらしい。それでが原因?
マスコミが騒ぎ始めた。
安達には心当たりがある。確かに私がいじめてた。まさかあの男が。
マスコミに知られたら、どうなるんやろ?
安達はエリート銀行員だ妻もいる。
いじめたのは3人、彼らはどうしてる?
亀谷は動画をSNSに。それが当たった。大人気だ。
もっと情報を集めて深堀りしよう。
それぞれの思いが斎木の過去へと踏み込んでいく。
いじめは人の人生を狂わせるのか?
彼はモンスターなのか?
誰かが亀谷に教える 斎木はキャバクラに通っていた。
隠しカメラが何かを暴く?
斎木が感じた理不尽とは?
それぞれの闇・・
とても考えさせられる。
格差社会がもたらすもの。
SNSやマスコミの恐ろしさ。
正義感に溢れた人々が誰かを追い詰めていく。

斎藤詠一、「クメールの瞳」。

とても軽くてわかりやすい。
チャラい感じで読めるけど、舞台が良い。
フランス領コーチシナ(今のベトナム南部、カンボジアを含めたあたり)にいた軍人達。
あるものを持ってそれぞれの国に。
デンクールは維新前夜の日本に。
それから月日が経った。
平山北斗は鳥類の写真家だ。もうすぐ、絶妙のシャッターチャンスが・・・
その瞬間、恩師から電話、そして恩師の不審な死。
その遺品に秘密が? クッキーの缶は2重底であった。
恩師のふるさとに秘密が?
伝習隊と戊辰の役を戦った外国人とは?
不思議なルビーには透視能力があるのか?
クメールの瞳とは?
ベトナム戦争で何があった?
傭兵会社の秘密とは?
てなことで、大冒険が始まる。
とてもわかりやすい。
とても面白い。

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ありがとうございました。