紹興酒飲んだけれど

上海最後の夜だ。
ビールも飽きたな。紹興酒でも飲もう。
「紹興酒ある?」、「ありますよ。何がいいですか」
「分からんから何でもいいけど、高くないの」
「石庫門でいいですか」、「それ良く見るよ。それでいい」
という事ででてきたが、味はまあ普通だ。
既に酔っているせいもあってあまり進まない。
今回は、大雨にも会うし、「ええっー何で?」という事もあったし、
想定外の事が多かった。
時には思ったように進まないことが続くのも仕方ない。
それで、じっくり飲んで自己反省会と思ったけど、余り酒がすすまない。
まあ、しようがないから帰ろう。
「料理こんなに余ってどうするの?」
「打包するよ」
「酒は?」
「まだ殆ど残ってるから持って帰る」
「蓋がないよ」
「良く探したら?」
「ないよ」
「でも、これできっといけるよ」と側にあったミネラルウォータの
ペットボトルの蓋をはめてみると、やっぱりきっちりはまる。
「どうだい」

これだけの話。
しょうもないけどね。

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毎週金曜は酒や茶に関する話です。