個展最終日。
さて、個展最終日。今日はえらく寒い。時々雪がチラチラしてる。
にも関わらず、見に来てくれはる人がいてる。とても有り難い。
後半になると名簿の名前だけでなく、住所まで書いてくれる人が多くなった。
とてもうれしいけどどうしたらええんやろ。
終わってから礼状を出す？ 次にやる時案内状を出す？
書いてくれたのはええけど達筆で流れるように書いてるんでわしには解読できへん
人もいてる。住所、書いてくれてないのにお礼を言いたい人も沢山いてる。
次やる時っていつのことやら？
いろいろ悩ましい。
なんとなくだだものでなさそうな人が入ってきた。
なんでそう思うかというと、特に理由はない。
ただ、どの絵もゆっくり、じっくり、感心した風ではなく、品定めするような
目線で見てはる。画廊の人なんかがこんな見方してはるような気がする。
そのうち、話しかけてきはった。
やっぱりプロやった。どうやら芸大を出たプロの画家らしい。どこそこの寺院に
何々の作品を収めた。どそそこの著名人に何々の作品を買ってもらった。
どこそこの有名施設に何々の作品を納品したなんて、次から次へと凄さを教えて
くれる。
だから何やねんとは言えないで、ただただ恐れ入って聞かせていただくだけだ。
納品先だけではなくて、いかに作品が評価されてるかとか、どういう素晴らしい
経歴を歩んだかとか色々と教えていただく。
とても恐れ多い。
けど、それを聞かせていただいてもわしにはどうすることも出来へん。
そんなこんなで、作品を見てて、それについて何も言わんのも気の毒と思ったのか
ある作品を褒めていただいた。
その作品はわしも気に入ってるし、お客さんにもたくさん「いいね」をいただいてるやつだ。
「いいね」が裏付けられたようでとてもうれしい。
その後は、いま大人気中のカレー屋さん、というか中華料理屋さんが来てくださった。
仕事でもイベントでも超忙しいはずなのにとても申し訳ない。
とても有り難い。
そして、おやおや、次にここで個展される方、つまり明後日開会なんやけど、
もう搬入を始めはった。２階も使われるみたいで、しかも２階は今も空いてるんで
先行して今日から２階に運び込まれているようだ。
わしのはもうじきおわり、結構せわしない、焦ってきたやんか。
とはいえ、そろそろ本当に終了時間がせまってきた。
終わったら速やかに撤収、片付けを終わってしまわんとあかんのだ。
てなことで、ぼちぼちと準備を始めた。
ちょうどその時、ラストのお客さんが来てくれはった。
最初の頃に一度顔を出してくれたFB友達、カレー友達がその時あんまり話ができへんかった
からと言うことで忙しい中、もう一度顔をだしてくれたのだ。
とても有り難い。
色々話をしていただき、盛り上がる。
と思いきや、途中で、荷物運びの車が着いてしまった。
とても申し訳ない。
慌てて、バタバタと片付けを始めてしまった。
最終日、感動的に終わるかと思いきやジタバタ騒ぎで終わってしまった。
まあ、わしがやることやから、こんなもんやろう。
何にしても無事に終わった。
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