九度山暮らしのある日、個展をやった−13。4日目の昼の出来事。

4日目の昼の出来事。

さて、後半戦が始まった。
最初からいろんな人が入って来てくれた。サラッと見て回るひともいてるけど
じっと見てくれる人もいてる。その上、けっこう反応してくれる人がこの日は多い。
色々意見を言ってくれたり、質問をしてくれたりする。

とても励みになる。やってよかったなあって思う時だ。褒めてもらったらさすがに
嬉しい。流石に面と向かってけなす人はあんまりいないけど、それなりのアドバイスを
くれる人もいてる。
結構盛り上がって、FBの友達になってしまう人などもいてる。

個展をやってよかったなあって思う瞬間だ。
こんな風に気を良くしてるときに、けったいな方が現れた。
お花やらお土産みたいなのを持参して入って来た。わしの作品を一応は見てみると
いう体ではあるけどあんまり気は乗ってないみたい。
ひととおり回ったら椅子に腰掛けた。

どうも、2階でやる予定だった方の個展を見に来た人らしい。コロナの関係からか、
急遽延期されたみたいで戸惑ってはる。このパターンの来客は相変わらず多い。
何かしら当たり障りないことをちょろっと喋ったあと、帰ろうとするんで、ほな、
ありがとうございましたと挨拶してると、「これ、あげるわ」って言いながら、
持ってきた花やほかの何かしらを置いていこうとする。花を入れる花瓶見たいなのは
ないんかと言う。そんなんないし、そんなん要らんと思う。
丁重にお断りしたら、それでも置いて行きたいという。
置いて行かれても困ると強くお断りしたのに、無理やりおいて、いいよいいよと手を
振りながら出ていった。

こっちはちっともええことあらへん。「困ったもんだ」。
ちらっと中を覗いたら、果物やらお菓子みたいなのに混ざって手紙みたいなのまで
入ってる。
こんなん要らんわ。ほかしたいけどどうしたらええ。
もっと強く断ればよかった。お客さんやって思ってるんであんまりキツイ言葉で
言われへんし、どうしたらよかったんやろ。
しばらくすると、画廊の人が来たんで、事情を話して、処分をお願いした。
聞いてみると、その後、2階で個展をやる予定だった人に連絡して、その品物を
取りに来てもらうことにしたらしい。入ってた紙がその人へのメッセージだったみたい。
これで一件落着だ。
せっかく持ってきたものを、居てはらへんかったからと言って、わしのような
見ず知らずの人間によう渡せるもんやなあって呆れた。
どっと疲れた。
その後は、さすが日曜日、現役でシゴトをしてはる知人や、顔は知らんかったけど
なんとなく会ってる気がするFB友達などにも来ていただいて、とても嬉しかった。
疲れたあとは、さっさの終わって晩飯を食いに行こう。

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ありがとうございました。