雪の新潟紀行、北越秋山郷を尋ねる旅ー01、九度山から出発。

九度山から出発。
かなり前に鈴木牧之という人が書いた「北越雪譜」という本を読んだとても惹き付けられた。
江戸時代の本で、読みやすく集成してるとはいえ古文調、文語調だ。しかしこれが
とても面白い。とても流麗な文章で話に躍動感があるし、内容も興味深い。

ところどころに絵が入っていて、それも興趣をそそる。

そこに描かれているのは北国独特の雪の中の暮らしだ。
雪国の田舎の素朴でシンプルな暮らし、そして、想像を絶する過酷な自然。
ある時は、真冬に谷川に魚を取りにいった夫を迎えに行った妻が仕事に夢中の夫が
戻ったらまわりを明るく照らすようにと命綱に松明を結びつけて帰った。
やがて松明は根本まで燃えて哀れ夫は溺死した。
ある時は、雪解け水が突然山津波となって谷あいの民家を襲う。
夥しい村人がなくなった。
ある時は、愛し合う若夫婦がやっと余裕ができて妻の実家に行こうと村をでたあと
消息を絶った。どうやら突然の雪崩にやられたらしい。
縮みを作る話。
鮭を捕る話。
いろんな暮らしが生き生きと描かれている。
昨年の終わり頃、この本の事を急に思い出した。もう一度読んで見る。やっぱりとてもいい。
こういう風景を絵に描いてみたい。
てなことで、友人たちを誘って、雪の秋山郷に旅する計画をたてた。
新潟から十日町まで行ってレンタカーを借りて秋山郷まで行く。
その一番おくにある切明温泉で一泊しよう。
そして新潟に帰って一泊。
新潟ついでに村上から笹川流れのあたりを見物してみよう。
その後は瓢湖にいって白鳥が渡る前の大群を見てみよう。
その後、五頭温泉で一泊。
そして新潟から大阪に帰る。
ざくっとこういう計画だ。
それにしても十日町あたりは屈指の積雪地帯みたい。色々調べても公共交通機関で移動するのは
難しそうやし、レンタカーしかなさそうやけどそれやったらスノータイヤだけでは
キツそうやから四駆を借りることにしよう。
てなことで年も明けてその日が迫ってくる。
おや、おかしい。今年は何十年に一度かの少雪の年なのだそうだ。困ったなあ、雪みたいのに。
結構悩ましい。宿泊予定のところに電話しても、「雪ないですよ」という返事。
しかし、出発日の数日前から天候が急変した。連日強い雪が降り始めたのだ。
うれしい。ばんざい。
地元の方には悪いけど、わしにはありがたい。これで雪景色に出会える。
てなことで、その日が来て出発だ。えらい寒い。雪見旅に備えて厚着してるけど
それでもかなり寒い。田舎の駅はビュービューと風が吹きすさぶ。
伊丹出発は10:30、でも九度山出発は6:50。遠いからしょうがない。
難波について、リムジンバスに乗る。まんがええことに行ったらすぐ乗れた。
乗り換えは順調だ。
伊丹でチェックインしたら相当余裕がある。

新潟は今日も雪らしい。期待が高まる。

さて、時間がきた。
搭乗口でCAの方が「今日は新潟より大阪の方が寒いですよ」って教えてくれた。
新潟で雪よ降れ。

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ありがとうございました。