九度山暮らしのある日、ある日、突然、ガン患者になってしまった話−14、「一保堂」、お茶と甘いモン。

「一保堂」、お茶と甘いモン。
さて、これはまだ退院してすぐの頃の話だ。
画家であって、学生時代の友人が個展をやるという案内がきたんで、友人同士誘い合って
見に行こうという話が持ち上がった。いつもならこの流れで仲間が集っていっぱいやるという
のが常なんやけど、今回はちと具合が悪い。行くこと自体は何の問題もない。
酒を飲むのが無理やと思う。
そこは病み上がり、許していただいて旧交を温めよう。
てなことで京都に行く。
個展は素晴らしかった。
あえて、テンペラ画の技法で描いているという絵は透明でとても美しい。中国や
東南アジアの街角や田舎の村、田園の様子が目の前に浮かぶようだ。
仏様やキリストの神、女性の姿などの絵もある。
すごいなあ。
てなことで、さあ、つぎは飲みに。
とはいかん。どうも珈琲というかカフェインも避けたほうがエエって聞いてたんで
お茶でも喫みに行こうということになった。
個展をやってた友人の案内で会場を出て寺町通りを北に進む。えらい老舗のお茶屋さんがあった。

「一保堂」という暖簾がかかっている。
えらい人気のお店だ。しばらく待たんとあかん。何人も待ってはる。しかもさすが京都、
外人さんが多い。
外人さんもお抹茶を飲むんかと不思議に思ったけど。
抹茶と言えども唯のお茶、誰が飲んでもなんの不思議もない。ましてや飲み方にルールが
あるのかないのかわしらもそんなん全くわからへんし、分かる必要もない。
両手で抱えるようにしてわずかなお茶を啜り込んではるのはとてもいい感じだ。
こんな風に日本風、京都風を感じていただけるのはとても嬉しい。
さて、わしらもいただこう。

お抹茶とお菓子のセットだ。
お抹茶もいろいろ種類があって、わけわからん。
濃いめのやつをいただいた。

小さくなって、機能ダウンした胃袋を癒やしてくれるかもしれん。
お菓子の方もとても美味しい。

甘いモンを食いすぎると何故か胃に負担感を感じるときがあるけど、これくらいやったら
何の問題もない。お抹茶には和菓子がよく似合う。
外人さんにも楽しんでいただけたらうれしいと思う。
わしにとっても手術後初めての友人たちとのお茶飲み会は無事に終わった。
めでたし、めでたし。

店名 「一保堂茶舗 喫茶室 嘉木」
ジャンル 日本茶専門喫茶。
住所 京都市中京区寺町二条上ル常盤木町52
電話 075-211-4018
営業時間 10:00-18:00
定休日 年末年始
メニュー 日本語
言語 日本語

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ありがとうございました。

一保堂茶舗 喫茶室 嘉木日本茶専門店 / 京都市役所前駅神宮丸太町駅三条駅

昼総合点★★★☆☆ 3.3