HSK(漢語水平考試)を受験したけれど

中国語をちょっと勉強して、中国に旅行に行って、ちょっと中国語を喋って良い気に
なっていたりするけど、実際のところどういうレベルなんやろとは思っていた。
それで、HSK(漢語水平考試)というのがあると知って受験してみることにした。
HSKというのは中国の教育部(日本の文部省)が設けた唯一の中国語能力認定試験で
中国留学や各種資格取得、就職などに適用されるという事だ。
特に何かをしようという目標があるわけではないが、中国語を勉強する励みになる
だろうと思った次第だ。
もちろん一番下からなので、「初中等」というレベルを受ける事にした。
3級から8級まである。成績によってそれぞれの等級に割り当てられるのだ。
試験はヒアリング、文法、読解、総合穴埋めの4科目。全部で2時間20分だ。
この歳になって、久しぶりの試験だ。どきどきする。
郊外の大学が会場だ。駅からはかなりの距離だ。歩いて行くと一汗かいた。
学園内は木が沢山あって木陰が涼しそうだ。呼吸を整えよう。
木々はだんだんと紅葉してきていてよい雰囲気になっている。
遠くに生駒山が見える。シルエットが美しい。
午後に開始だが、昼ごはんをあまり食べ過ぎて眠くなってはいけないから
サンドイッチ位にしておこう。
受験生は若い学生が圧倒的に多いが、それでもちょっと年齢のいった人達もいて
安心だ。中には私のようにかなり歳のいったひともいる。
最初はヒアリングから。
いきなりガツンとやられた。難しい。数が多い。
必死に考えるが、答えを迷っているとすぐ次の問題に移ってしまう。
そして、文法、読解、ヒアリングよりはましかもと思ったがやはり難しい。
あせっていると頭痛くなってくる。腰も痛い。
狭い学生用の椅子は結構体にこたえる。足も痛くなってきた。
「こりゃあ体力も必要だ」
それで最後は総合穴埋め。マークシートだけでなく、漢字を書く問題もある。
さて、結果はどうなるか。
初中等の最低レベルにさえ達してないかもしれないね。
こりゃあ勉強せなあかんわと思った次第だ。

siken091114