ルアンパバーン、ビエンチャン、バンコクの旅−56、舟にゆられて。

舟にゆられて。

ところで川で左岸とか右岸って言う場合、どっちがどうなんやろ?
ググってみたら上流から下流を見て、右側が右岸、左側が左岸というらしい。
ということは今は遡ってるから左が右で右が左になる。
右岸の赤い気が気になる。なんやろ? 南国らしい派手な色だ。それがずっと続いている。

今度は左岸に目が行く。

昨日の朝見た竹の橋が見える。その手前右側の藁小屋の下に若者達が憩っている。

何してるんやろ?
どっから来たんやろ?
ボートで来たのか? 上から降りてきたのか?
バーベキューパーティでもやってるのか?
ただ集まって喋ってるのか?
楽しいやろなあ。
橋の全容が見えてきた。ここでも赤い花が目立つ。

昨日とは又違う視線で見るのも面白い。

真横から見ると結構大きい。
今度は右岸に目をやる。

さっきも見たけどあの藁小屋ってなんなんやろ?

恒久的なもんではなくて、あれも雨季になったら無くなりそう。
なにか、祭祀にかかわるもので川の神様みたいなんをお祀りしてるんやろか?
それとも臨時の貯蔵小屋?
わからん。
ここらあたりで舟は向きを変える。
左岸をぐるっと見ながら、

元来た方向を向く。

大河が悠然としてそこにある。

ここからはエンジンを切って流れのままに揺蕩うのだ。
ゆらりゆらり、それでも相当早い。
後方から、手漕ぎの舟がやってきた。

手漕ぎといえどもこっちはエンジンを切って漂ってるだけやからどんどん追いついてくる。

生活用品を一杯積んでるみたい。どんどん日が暮れていってるんで先を急いでるんやと思う。
あっという間に消えていった。

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ありがとうございました。