ルアンパバーン、ビエンチャン、バンコクの旅−39、モン族の村へ行く。

モン族の村へ行く。

かなり前にグラン・トリノって言う映画があった。クリント・イーストウッドが監督主演
したかなんかで話題になったやつだ。わしも見たけど面白かった。その中でアメリカ在住の
モン族のコミュニティみたいなのが出てきた。ベトナム難民系の人たちかなって漠然と
見てたけど、どうもインドシナ戦争あたりからのフランスやアメリカと関わりがある、
同盟して戦った、人たちみたい、ベトナム戦争でも重要な役割をした人たちみたい。
そういう人たちの一族がアメリカに渡ってきてコミュニティを作ってるということで
アメリカ社会でのそういう人たちとの関係が映画の中に現れていたようなのだ。
実態を知らんからようわからんかったけどそれでモン族という言葉に興味を持っていた。
その後、ベトナムやラオス、タイなんかに旅行すると必ずモン族の絡みが出てくるんで
東南アジアの山岳部に広く浸透してる部族なんやろなあって思ってた。
今回そのモン族の村を訪れる。
モン族について研究しようとか、何かを解明しようとかということでは全くない。
ただ、ルアンパバーンの近郊でどこか少数民族の村へ行きたいんで案内してほしいと
ゲストハウスの方にお願いしていたら連れて行ってくれることになったのだ。
田舎の素朴な暮らしが残っていたらいいな、それを絵に描きたい、と言う気持ちで出発。
ルアンパバーンからほぼ南、「クァンシーの滝」の方角へ向かう。手前で国道をそれて
山側に向かう。山道に入ると道は相当凸凹で曲がりくねっていてけっこうキツい。
暑さマックスになる前の午前中やけどそれでも相当暑いんでエアコンの効いた車の
中はとてもありがたい。何もない、雑木と野草だけの山の中をどんどん登っていく。
1時間半ほどで村落らしきところに着いた。目的地はまだ先らしい。
あたりはヤシの木やバナナの木その他南国らしい木々が茂って、家の周りには
菜園が広がっている。牛や鶏が遊んでいて、家も結構立派で大きくてそれなりの
暮らしぶりがうかがえる。
目的地はまだもう少し先らしい。
ここから道は更に悪くなる。
上へ、奥へと登って又別の小さな村のようなところに着いた。
車が停まったところから、一番奥の学校らしきところまで歩いていく。

子どもたちの声が聞こえる。
広いグランドみたいなところで休憩時間らしく子どもたちが遊んでいる。

賑やかな声が聞こえて、こちらも心がはずむ。

これは小学校かな?

小さな子どもたちが多い。
遊具がなくても野球やサッカーの設備がなくても子どもたちはどんなとこでも
見事に工夫して楽しく遊んでいる。

しかも豊かな自然の中で。
こういう環境の中で育つというのはとても良いことではないだろうか。

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ありがとうございました。