最近読んだ本「続横道世之介」、「戦場のレビヤタン」。

  • 2019年7月18日

吉田修一、「続横道世之介」。

世之介再登場。
とても楽しい。
とてもわかりやすいダメ男がいる。とても良い人で人付き合いも良い。
ただ、正業についてお金を沢山もらって出世してなどという意欲はまったく持ち合わせて
ないようだ。これではあかんかもと思いつつバイトでその日をくらし、パチンコを
楽しんでいる。それが横道世之介だ。
ある日、パチンコ屋で浜ちゃんとわかる女性と知り合う。というかビビらされるキツい出会いをする。
そしてなぜか、その浜ちゃんが世之介の行きつけの床屋に現れて、なぜか丸刈りに
するのに立ち会ってしまう。それがどんな意味があるのか、おいおいわかっていく。
世之介には連れがいる。コモロンという似たようなええかげんな男やけど一応正業についてる
みたい。それでも二人でコロコロとよう遊んでいる。
ある日、コモロンの家のベランダから美人が見えた。いろんな想像をかきたてる。
なんとかお近づきになりたい。そして偶然か天の助けかその人の子供の窮地を救うはめに。
シングルマザー桜子のその女性は弱いようでとても強い。
なんだか引き寄せられるように世之介はお近づきになってしまう。
さて、いろんなことが繋がってきた。いろんな人たちが引き起こす大波乱にどんどん巻き込まれて
いく。
それでも、ダメ男で善い人の世之介のまわりでは自然にものごとは善い方に転がっていくのか?
寿司職人になった浜ちゃんは成功するのか?
桜子の兄がかかえる問題とは?
亮太のその後は?
ハラハラしながらつい世之介を応援している。
読んでると何故か温かい気持ちになる。こんな善意の人でいてみたい。
さて彼はどうなるのか?
とても良い本だ。

砂川文次、「戦場のレビヤタン」。

戦場のレビヤタン
イラクの紛争地帯、英国の石油プラントを警護する武装警備員たち。
毎日が死と隣り合わせの危険極まりない時間だ。
彼らは傭兵ではない。敵を攻撃することはない。しかし攻撃から施設や職員を守る
ミッションがある。
彼らの生きる目的な何か? 生き死にの狭間でのヒリヒリとした高揚感か?
金か? 冒険心か? 暴力か?
根源的な問いかけがあるようでいて、もひとつピンとこない。
市街戦
ある日の自衛隊幹部候補生の訓練を通して見たものは?
極限の訓練の果になにがある?
読んでてようわからん。

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ありがとうございました。