最近読んだ本、「オリジン 上、下」、「東京奇譚集」

  • 2019年5月17日
  • 1人

ダン・ブラウン、「オリジン 上、下」

ダン・ブラウンの久々の新作やからとても期待してた。今までのやつは、どれを読んでも
話の展開は別として、というか話の展開そのものが観光名所巡りみたいなとこがあって
行ったとこはなるほどそやったと膝を打つようなリアルな描写に感心したり、行ってない
とこは絶対ここに行ってみたいと思ってしまう迫真の描写があったりしてとても面白かった。
今回もその部分は健在やけど話そのものは大幅にスケールダウンしてしもたんとちゃうやろか?
こんどの舞台はスペインだ。
宗教象徴学者はラングドンはスペインに有るビルバオ・グッゲンハイム美術館で催される
あるセレモニーに招かれた。元教え子エドモンド・カーシュが特別講演をするのだそうだ。
それはとんでもない内容になるらしい。
今までの科学の根底を揺さぶるものであり、かつすべての宗教の根源に挑戦するものでも
あるらしい。この発表によりどんな混乱が起きるのか、悲劇が、惨事が起きるのか、
予想もできないほどのえらいことやと言う。
「われわれはどこから来たのかどこへ行くのか」
種の起源に関わる大発見?
ほんまかいな? 何でゴーギャンが出てくんのや?
そのためか会場は警戒が厳重だ。
館長のアンブラ・ビダルは知性的な超美人。スペイン皇太子、フリアン殿下の許嫁と言う。
その目の前で事件は起きた。
さっそく事件に巻き込まれたラングトンはアンブラと事件の真相を探る。
探るはずが逃げなくてはならないはめに。何でや?
舞台はビルバオからバルセロナへ。サグラダ・ファミリアへ。
パルデスピーノ大司教とは? ラビ・ケヴェシュとは?
サイード・アル=ファドル法哲学博士とは?
ウィンストン(スーパーコンピュータを使ったAIロボット)は敵か味方か?
宰輔とは?
サグラダ・ファミリアに隠された謎とは?
観光大スペクタクル。映画にしたら面白いと思う。

村上春樹、「東京奇譚集」

さて、いつノーベル賞を貰えるんやろ? 好きでないようでつい読んでしまう。
期待する度にちょっとだけがっかりする。昔は好きやったんやけどなあ。
今回もつい読んでしまった。
珠玉ではないがなかなかいい感じの短編集。
偶然の旅人
ホモセクシュアルの男の憂鬱。
カフェの出会い。
姉との想い。
ハナレイ・ベイ。
ジャズを弾く女。
ハワイでサーフィンをしていてサメに襲われた息子。
どこであれそれが見つかりそうな場所で。
マンションの25階と26階の間で男が消えた。
消えた意味とは。
日々移動する腎臓の形をした石
石が少しずつ移動する不思議。
生涯で3人の女と出会う運命?
品川猿。
名前を盗む猿とは?

なんとなく洒落てるようでしょうもない。

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ありがとうございました。