中国の携帯電話

  • 2008年12月15日
  • 上海

中国の携帯電話といっても、電話が出来る、メールができるという意味では
日本の携帯電話と同じだ。しかし、テレビが見れるとかネットに繋いで
いろんな事ができるというところまでは行っていない。
但し、メールにしてもショートメールという事なので、Eメールとかネットに
繋いでの世界は、電話付PDAというのがあって、今のところそれは又別の世界だ。
携帯電話の値段も、日本では通話代に組み入れられているのか、よくわからない
世界で0円とかが普通だが、中国ではそんな事はなくて結構高い。
2万円くらいは常識で、3万、5万円もするのが人気だったりする。
食べ物や衣料品などの物価感覚に比べたら異常に高いのだが、どんな田舎にいっても
良い電話を持っている人が多い。特に若い女性に多くて、様々な無理をして買っている
のだろうと思う。
電話代は高いが、通話料は安いので一旦手にいれたらバンバン電話してメールしている。
特にプリペイドカードの方式が普及していて、手軽に充填しながら使えるから、外国人
でも安心だ。
中国の携帯電話で感心するのはメールの文章の入力メソッドだ。
日本語でも同じだがabcとかdefとか複数の英字が一つのキーに割り当てられている。
そして、入力の時は中国語のピンインを英字で、どんどん打っていく、
例えば、jiangだったら、5(jkl)、4(ghi)、2(abc)、6(mno)、4(ghi)だ。
その時、一々夫々数字の時に幾つか同じところを打ってシフトさせる必要は無くて、
打った文字の組合わせで候補がどんどん出てくるし、その組み合わせが可能な言葉は
限られているので、その中から選ぶのは簡単なのだ。
もちろんシフトして作っていってもいいが、その必要はない。
こういうのは、モノを考えて手を動かす行為と自然につながるので実にやりやすい。
それと手書き認識も発達している。
日本の携帯電話ももっと発想を変えてヒューマンインタフェースを発展させて欲しいものだ。

keitai081215

毎週、月曜はこだわりのモノの話です。