吉田類、「酒場詩人の流儀」。
普段テレビは殆ど見ることはないけど、第一、九度山暮らしにはテレビがないんやけど、
細々といくつかの番組はビデオにとっておいて後で暇つぶしに見ることも有る。
「吉田類の酒場放浪記」という、もうすでに再放送ではあるが、番組もその一つだ。
所謂酒飲みが酒場を飲み歩くという、それだけの事なんやけどそれがとても面白い。
飲みっぷり食いっぷりがとても良い。多分1日で1箇所以上の収録をしてはるんちゃう
やろか、最初から酔ってるんとちゃう? なんて気配がある時も、いかにも美味しそうに
全部飲んで、全部食ってはるように思う。飲んだふりをして、食ったふりをして次に進む
なんて気配はわしにはわからんから多分そんなんしてはらへんと思う。
とても潔くて気持ちが良い。
そして時には結構ご機嫌で、時には結構ヘロヘロ気味で店の人やお客さんと会話しながら
その店の空気を伝える工夫をしてはるようで、飲みながら良いながらその酒場の個性が立ち上がって
くるようだ。そんなことがいつもながら惹きつけられて見てしまう魅力になっている。
ということは彼は唯の酒飲みというだけではないと言うことだ。
その只者ではない所以がこの本に有る。旅の詩人、登山家、俳句の読み人、云々カンヌン、
酒から離れても面目が躍如としている。
酒徒の遊行
猫の駆け込み酒場
酒飲み詩人の系譜
酒精の青き炎
旅行く途上の列車でたまたますれ違ったり、どっかの山小屋でふと行きあって、
一夜の酒を酌み交わすなんてことがあったらとても良いかもしれん。
しかし、酒場巡りを追っかけしたり、紛争グッズを探したり、そんなんは粋では
ありませんなあ。
これでまた新たな目線で「酒場放浪記」を見ることが出来る楽しみができた。
青山透子、「日航123便 墜落の新事実 目撃証言から真相に迫る」。
確か、旅行に行った帰りやったか、旅行にいく直前やったか、テレビを見ていたらこの事故が
報道されていた。なんと恐ろしい、悲惨なしかも大規模な事故やんかと驚いて見ていた。
しかし、いろんなことが進むにつれてどこか違和感がつきまとってた?
なんかおかしいんちゃうん?
まず、現場がどこかなかなかはっきりせえへん。なんでこんなに時間がかかるんやって
不思議ではあった。そして見つかったら一気に悲惨な事に、とりかえしがつかへん。
もっと早く何とかならへんかったんか? 誰もが思ったとおもう。
直後にはまだ生存者がいたという話もあった。
そして原因発表も何か違和感が残ってた。
もうあまりにも時間がたって記憶はあいまいになるばっかりだ。
そして今回この本を読んで衝撃を受けた。まさかと思った。もしこれが本当ならば、
と恐ろしい気持ちだ。
そしてこれを読んで当時の記憶をたどると腑に落ちることが多い。
長い間地道に根気よくくじけることなく調査を続けてこられたことに敬意を表すると
ともに、公式発表以外に新たな真相があるのであれば是非明らかになってほしいものだと
願う。
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ありがとうございました。