ベトナム、ハノイ、マイチャウ、モクチャウ高原の旅−58、ロンビエン(Long Bien)橋へ。

さて、これからロンビエン(Long Bien)橋というところに行く。今回の旅で訪れた
レストランのうち2軒の店内装飾としてこの橋の写真が使われていたんでカッコええなあと
思いガイドさんに場所を聞いたらドンスアン市場の近くにあるってわかったのだ。
フランス統治時代からある橋らしく、ベトナム戦争の時にも何度も爆撃されたけど
修復されながら生き残ったという橋だ。

歩いていける距離にあるはずなんで歩いていく。それしかないけど。
で、ドンスアン市場の建物の外に出る。外はそとでえらい賑やかだ。食いモン系は建物の外に
あるようだ。ノンラーをかぶったオバチャン達が手ぐすねを引いている。

市場の中よりこっちの方がわしの好みやなあ。果物が一杯。野菜も一杯。
これがベトナムだ。
根野菜や乾物もある。

どれも生き生きして活力がありそうに見える。うまそうだ。

ブリブリのニンニクやら、瑞々しい唐辛子が食欲をそそる。みただけで美味しそう
ではないか。

しかし、残念ながら買って帰るわけにはいかん。乾物はええけど生ま物は税関を
通らない。ここは見るだけ、見るだけと思いつつ足早にとおりすぎてるうちに
大きな失敗をした。いくつかの乾物屋さんを通り過ぎてるうちにスパイス屋さん
みたいなとこもあって、シナモンをスティック状で置いてるところもあった。
どっかで買いたいなあって思ってるうちに仲間に大分遅れをとってしまった。
急いで追いつかねばと思ってるうちに買いそびれてしまった。
又、どっかであるやろって期待したけどその後全然出会わなかった。こんなもんだ。
買いたいモンとの出会いは一瞬しかない。
しかたないあきらめよう。
その界隈を抜けると大通りに出て、それからじきに駅舎が見えた。

ここがあのロンビエン橋があるロンビエン駅らしい。
ここにロンビエン橋がある。今も右手前方に見えている。

古ぼけたいかにも鉄橋というゴツゴツとした造りでそれゆえにどこか風格がある。
駅舎も古ぼけてはいるけどこっちは比較的新しい建物ではないやろか?

ここを通る列車は1日に1本くらいしかなくてもう無いみたいやから、窓口は開いてないし
出入りも自由みたいだ。
暑い中やけど駅舎の中は風が吹き抜けて比較的過ごしやすい。

線路に出ると橋が良く見える。

そのまま歩いて橋の処までいく。

歩いて向こう側まで渡れそうだ。しかし、この時点で昼前のクソ暑い時間帯やし
ガンガン走ってるバイクが怖いし、昼飯の時間も迫ってるんでやめとくことにした。
橋まで来てしもたら、橋の全体像が見えへんので、それがちと残念ではあるけど、
ドローンでもないかぎりカッコええ橋の姿は見られへん。
これは紅河を渡る橋やと言うことだ。
紅河はこのまま中国国境まで流れて中国に入る。
こないだ雲南省に行った時にその河の近くまでいった。色んな縁が繋がってる。

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ありがとうございました。