ホーチミン雑感

ホーチミン、ベトナム戦争前はサイゴンです。
私は、ベトナム戦争世代です。
学生時代は、毎週、「サンデー毎日」に載る、大森実のベトナムレポートを一生懸命読んでいました。
その後、開高健の小説、「輝ける闇」、「歩く影達」、「玉砕ける」などもむさぼり読んだものです。
近藤紘一の「サイゴンの一番長い日」、「サイゴンから来た妻と娘」なども読みました。
戦時下のサイゴンの暮らしを生き生きと綴り、戦争のもたらすもの、その無意味さを考えさせてくれたものです。

そういう意味で、始めて、ホーチミンに来た時、
ああ、とうとうサイゴンに来たんだなあという感慨がありました。
あの戦争を追体験する意味もすべもありませんが、あの時代に、必死で発信された、平和へのメッセージが、今、時を経て、平和を迎えて、
何らかの、思いを至らせるのだろうと考えてしまいます。

だから、ホーチミンにくると、なんとなく、ぶらぶらと歩きまわるだけです。
仕事の相手も戦後の世代です。
舞台はどんどん変わって行きます。
でも、アジアの街はいいです。

 saigon061013-1  saigon061013-2

 saigon061013-3  saigon061013-4

saigon061013-5