九度山暮らしのある日、蜂の巣騒動。

毎日、毎日、クソ暑い日が続く。こんなに暑かったらビザ窯のことなんか考えもせえへん。
しかし、ちょっと胸騒ぎがして家の裏の方に回ってみた。何も変わりはない。
ん?、蜂がブンブンとんでるやんか。ちょっと多いなあって軒下を見上げたら、
ギョギョギョ、ピザ窯を置いてる屋根の軒下にえらく大きな蜂の巣がぶら下がってる。
何じゃこれは。

直径30cm以上はあると思われる。いつのまにこんなんできたんやろ、いや、作ったんやろ?
確か、5月の連休前にピザ窯を使ったことがある。その時にはなんもなかった。
ということは5月に入ってから一気にこんな巣を作ったということになる。
どうしよう? ほっとくわけにはいかん。しかし、どうしたらええかさっぱりわからん。
ネットで調べたみたら、殺虫スプレーを買ってきて蜂の群れを全部殺してから
一気に蜂の巣を取り外して袋に詰めてしまえみたいなことを書いてある。
えらいこっちゃ、そんなん蜂と全面戦争になるんとちゃうんやろか?
スプレー持って見上げながらかけ始めたらガンガン刺しに来よるで、顔中刺され
まくったら下手したら命にかかわるやんか。これは多分無理やなあ。
それでとりあえず役場に電話してみた。担当の人の言うことには、公共の場所に
ある蜂の巣やったら役所が対応できるんやけど個人の敷地内やったらどうしょうもない、
適当な業者さんを紹介するけどどやねんという話だ。
それでもしょうがない。聞いた業者さんに電話する。すぐには無理やから明後日の
夕方、日が暮れてからということに決まった。なぜ、夕方日が暮れてからかと言うと、
その頃、皆、巣に帰って来るんで一網打尽にできるからやと言う。
さすがプロやね。
ちょうどその頃台風が来た時やった。どうもまっすぐわしらの住んでるあたりを
目指してくるらしい。簡単に言えば直撃やんか。けど威力はそれほど強くないらしい。
夕方近くに本格的になってきた。結構ゴウゴウと風が吹く。蜂の巣のある軒下にも
ゴウゴウ吹いている。これはもしかしたらこの風で蜂の巣が吹き飛ばされて、
台風とともにどっかへいなくなってるんとちゃうやろかと甘い期待をしながら台風が
行きすぎるのを待って恐る恐る見に行ったら、なんのなんの何の異常もなく蜂が
ブンブンしてる。自然の営みってすごいわと改めて驚いた。
翌日、夕方、予定より1日はやく駆除のおじさんがやってきた。奥さんもお手伝い
されてる。こんな仕事をしてると奥さんも蜂にやられることがあるらしい。
一度、頭をスズメバチに刺されて仮死状態になって、病院で生き返ったって笑って
はったけど、何と恐ろしい。
さて、おじさんの準備ができた。全身を白い服で(白い色が攻撃されない色らしい)
覆って、防止にも網がかけてある。
おおきなビニール袋を持っていって、その中に一気に蜂の巣を叩き落とすらしい。

なるほど、「さあ行きまっせ」と声をかけると、瞬時に袋の中に入れてしまった。

終わったら残りの蜂も、入れれる限りはこの袋の中に収容してそれでおしまい。
簡単明瞭だ。
さすがプロやね。
殺虫剤は一切使わない。
これをどうするかと言うと、袋のまま日に晒すと一定の温度で蜂は死ぬのだそうだ。
それを穴に埋めて、あとで供養すると言ってはった。
技を見てみれば、見よう見まねでわしらにもできるんかな? できへんのかな?
微妙なとこやね?
まあ、お金を払った価値はあったんではなかろうか。
翌朝見ると、7、8匹の蜂が巣を探して彷徨ってた。しかし、昼になると2、3匹、
夜になると全くいなくなって、駆除は完璧であった。
ありがとうございました。
蜂が巣を作るのは5月らしい。気をつけよう。

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ありがとうございました。