京都の鰻屋、「かねよ」

今年はかなり鰻屋を探訪した。今回もその話をしよう。
京都の鰻屋だ。京都と言えば、前に、「かね正」の錦糸丼を紹介したことがある。
京都で錦糸丼と言えば、まだ有名な店があると聞いた。それが、「かねよ」と
言う店だそうだ。何十年も前から続く老舗だそうだからよさそうだ。
「おっ、行列か?」幸い私は運よく行列の合間に入れた。
店の感じもよさげだ。

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「きんし丼下さい」、「吸いものは別ですよ」それなら結構高くつくがしょうがない。
「胆吸いで、お願いします」
待ってる間に、暇だから周囲をちらちら見ていた。
沢山の人が「きんし丼」を食べている。鰻だけの人もいる。隣のおばさんは、
「きんし丼」だ。確かに噂どおり、卵焼きだでかい!、おどろくほどでかいのだ。
「あれか」、しかも不思議な動作をしている。
かなり食べ進んでいるが、まだ卵焼きが残っていて、その卵焼きをめくって、
タレをかけているのだ。しかも何度もかけている。
「味、薄いんかなあ?」、「鰻やから、タレかかってるし、そんなはずないけどなあ」
そのうち、私のがやってきた。
やっぱり卵がでかい。すごいなあ。おいしそう。中をめくってみよう。
鰻が入っている。当たり前だ。

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「ちょっと小さめかな?」鰻丼じゃないからしょうがないかもしれない。
さて、食べよう。
「???・・・」食べ始めて、気がついた。
さっきのおばさんの動作が理解できた気がしたのだ。
これって、「完食計画?」を立ててたべないとあかんのだ。
適当に端から食べて行くと、ごはんや卵焼きの量に対して、タレや鰻の量が
足りなくなるのだ。
だから、良く混ぜて、鰻や卵がそこそこ均等になるよう分解しながら計画的に
食べないとあんな状態になるんやろう。
「きっとそうや」勝手に決めて、自分の立てた計画通り食べ終わった。
アジアのどこでも、ごはんにいろいろぶっかけてまぜまぜしながらがっつく
ような食わせ方があって、それがまた旨いのだ。
アジアめしのだいご味と言えるだろう。日本のどんぶりモノもアジアめしの
一種と考えたら、これはこれでいいのだ。

味はどうか?
まあ、普通やね。卵焼きは大好きなふわふわ卵とはいえない。
一食の価値はあるかもしれない。
店名、「かねよ」
ジャンル 鰻料理
住所 京都府京都市中京区六角通新京極東入ル
電話 075-221-0669
営業時間 11:30~20:30
定休日 なし
言語 日本語
メニュー 日本語