初めて個展をやろうと思います。よかったら見に来て下さい。
旅が好きでよく旅に行っている。そして旅の絵を描いている。今では旅に行きたくて
絵を描いているのか、旅の絵を描きたくて旅に行ってるのかようわからんように
なってしまった。
旅で見たごく普通の暮らしを描きたい、もう無くしてしまったかもしれない原風景の
ようなものを描きたい、懐かしい、ちょっと哀しい、そして楽しい、ユーモアの
ある絵を描きたい、そういう気持ちで描いてきたしこれからも描き続けたいと思っている。
水墨画の勉強を始めてほぼ10年が経った。いつまで経っても上手にはなられへん
けど、それが何かといわれるとつらいけど、見えてきたものもあるように思う。
昨年、10年ほど京都にいる中国人の絵師に水墨画を習っていたのをやめてしまった。
老師の絵を模写するばっかりで、ここまで惰性で来てしもたなあって思うし、技術的な面
ではとてもとても及ばへんので卒業したなんて言われへんけど、お手本に引っ張られ
ないで、もっと自分らしい世界に専念したいなあって思ったのと、水墨画の世界でも
中国的な発想と日本的な発想の違いが気になり始めたなどといろんな理由がうずまいて
決心したのだった。
確かに、この老師にならってて技術的には少しは進歩してきたというのはあるやろし、
老師の紹介で5年前に、もうそんなに経ってしまったんか、杭州にある中国美術院へ
わずか3ヶ月の短期間とはいえ留学できたというのはとてもええ経験やった。
毎日毎日練習するんで確かにええ勉強になったし、中国の絵と日本の絵の考え方の
違いも何となくわかった。もちろん中国での学生寮の生活は何物にも代え難い楽しさ
であった。
それはともかく、習うのをやめてとても自由になったと思う。自分のことを棚に上げて
偉そうなことを言うてみると、中国流は描き過ぎの感があってうるさいなあって思うことが
おおいけど若い人の絵は発想が自由でとてもいいと思う。日本の昔の絵は省略の美、
描かない美、侘び寂びの美があってええなあって思うことが多いけど、今の日本の
絵の世界は流派の枠がきついようで窮屈でおもろないなあって感じることが多い。
さて、わしはどんな自由が得られるのやら。
何はともかく技量と感性を磨かねば。
まあ、そんなこんなで一つの区切りをつけようかなあと思い、個展をやってみる
事にしました。皆さんに胸を張って見て頂けるようなレベルでも何でもなくて、
恥ずかしいだけの絵しか揃ってないけど、これが今の実力なんで、見ながら色々
ご批判や、ご意見がいただけるとありがたいです。
もし、時間があって、ついでがあって、ご興味があったら一度見に来て頂けると
ありがたいです。
日時 6月1日(木)〜6日(火)
11:00〜19:00(6日は17時まで)
場所 ギャラリー香 1階
大阪市中央区道頓堀1−10−7 Tel:06-6212-7750
松竹座、はり重向い。地下鉄なんば駅14番出口すぐ
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ありがとうございました。