何十年来からの友人と時々呑むことがある。天王寺に住んでるんでわしがディープな
とこに行きたいときに喜んでつきあってくれる人やから有り難い。前回は超ディープ
な界隈の豚鳥店に行った。今回もまたディープな方面に心が動いて、あてがある
ようでないような気分で例の界隈を歩いていたら、お寿司屋さんの看板が目に入った。
「おや、あそこ知ってるわ。時々くるねん。安くてうまいで。」と言う事だ。
通る人も、お店も、目茶ディープな界隈でそういう雰囲気をずっと味わいながら
通ってきた商店街の中にいかにも普通のお店がある。
ふらりと入ってみたら偶々席が空いていた。16時すぎという時間がよかったんかも
知れん。後でこれが相当運がよかったというのが分かった。どんどんお客さんが
入って来る。入れずに帰りはるひともいてる。さすがに行列するひとはいてはらへん。
そういう場所ではないのだ。
貼り紙を見ると大瓶380円、安いなあって言うと、もう10年以上これでやってる
よっておっしゃる。
すばらしい。
飲みながら、いろいろお話を聞かせていただく。
おさけは常温でいただくのがわしの好みだ。ごく普通のお酒ではあるが雰囲気が
よければいくらでも飲める。
とりあえず、さしみ盛り合わせを頂こう。
食べてるあいだにもどんどん常連のお客さんが顔を覗かせて、席があれば座るし
なければ又来るということで帰っていきはる。とても良い雰囲気だ。
どうやらこの店のご馳走は、女将さんの笑顔と店の空気らしい。
だれにでも優しく受け答えするし、無理に話しかけたりしない。丁度良い距離で
待機してくれてはる。
刺身一皿で酒を飲みながら何時間も座ってはる人もいてるし、ビールやお酒を飲み
ながらお寿司をどんどん食べはるひともいてる。どんな人にも居心地はよさそうだ。
注文を聞いてご主人に伝える、ご主人が確認して料理をつくる、そのかけあいも
おいしいご馳走になる。
あんまり居心地がええんで、食うよりも呑む方がどんどんすすむ。
気がついたらいつもよりかなり飲み過ぎているけどそれはそれでいいのだ。
久し振りに友人と呑んで気持ち良くよっぱらって、ご馳走さんでした。
ブログランキングに参加しています。もしよかったらポチンとお願い致します。
にほんブログ村
ありがとうございました。