九度山にいてもウォーキングは欠かせない。朝晩1回ずつ、それぞれ1時間くらい
のコースを作ってうろうろしてる。通りすがる人から見たら、どっかの徘徊老人
が彷徨ってるくらいにしか見えへんやろと思うし、ちょうどそのコースにそういう
施設もあるもんやからきっとあそこから抜け出してきた爺さんとちゃうやろかと
思われてるかもしれんけど、幸いなことにいまのとこまだ不審者として誰何され
たり、収容されてりするところまでには至っていない。
そんな中で田んぼの中を歩くコースがある。これはまた格別に心安らぐコースだ。
何もない荒れ野のような田んぼがいつしか季節がくれば耕され、やがて水が貼られて
行く。ぼちぼち田植えやなあって思いはじめたら、ある日やっぱり苗が植えられて
いる。残念ながら人手で田植えをすることはないようだ。周りは一面の緑の中だ。
それから3、4ヶ月の時間をかけて稲が稔り始める。緑から黄金色に変わって行く
と風景も豪華になった気がする。それを待ってたように、雀の大群が来たり、烏
が来たり、いろんな鳥がきたりするようになること、あちこちに案山子が立ち
初めてそれもまたいとおかしい。
そういう中をあるいていると飽きることはないんやけど、ずっと気になってる
事がある。というかモノがある。
田んぼのあぜ道ではなくて、その中を貫く農道みたいな通りの途中に奇妙なモノ
がある。大きなコンクリートの土管を輪切りにしたようなモノが大小2個、横に
並べられている。それは放りぱなしというよりはちゃんと金網で囲って、横に
小屋まで設けられてるんで何らかの意味があるんやと思う。
しかし、いったい何の意味がある?
何に使う?
何故ここにある?
いくら考えてもそれがさっぱりわからん。
わかる必要はないんかもしれんけどやっぱり気になる。
どう考えてもオブジェではない。ちゃんと目的があるはずだ。そやから金網で
囲っているし、管理小屋のようなものまであるではないか。そう思っても、目的
が考えつかへん。電力会社の予備用? それにしては? 地中配管の応急用?
そんなんとはちゃうやろ?
謎は謎。
不思議さがとてもおかしい。
遠くに高野山が見える。
ええとこではないか。
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ありがとうございました。