ミャンマー紀行、祈りと優しさに出会う旅-55、遊覧船の旅が始まった

いったいいつになったら乗れるんやろかと列の後ろでじっと待ってたら、突然
動き始めた。次の船が来たらしい。さあ、前には進むけど乗るのは無理やろう、
次かその次の船やろなあって思ってたらおや乗れてしまった。それもそのはず
通路までびっしりと乗れるだけ乗せてしまったようなのだ。定員は何人か知らん
けどこんなに乗ってええんやろか?

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乗せるだけ乗せたら船はちゃっちゃと発進した。いきなりグイーンと加速する。
川風が顔にあたって涼しくて気持ちがええけど、立ってる場所はつかまるとこが
ないんで不安定だ。腰もややこしい、あんまり踏ん張ってたらギクっとなるかも
しれん。

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船はぐわっーと波を蹴立てて進んで行って、時々ざざざっと桟橋に寄せていく。
それが停留所みたいなもんだ。まず最初はワットアルンへ行くつもりやけど、
その為にはワットポーのところで降りんとあかんのだ。最初は何番目か覚えてて
あと幾つとか数えてたんやけどだんだん緊張の糸が切れてわからんようになって
きた。近くにいた外人さん(わしらも外人やけど)も心配になったらしく、今
の停留所が何番か聞いてきた。わしはわからんかったけど友人はちゃんと覚えてて
バシッと答えてた。たいしたもんだ。

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出発してからしばらくは有名なホテルなどがあるところを通っていく。
オリエンタルホテルやらシェラトンやら・・・、わしらには縁がなさそうだ。
こういうところに泊まると専属の遊覧船があるらしい。

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対岸の景色を見ながら進んでいくと殆ど退屈することがない。
行き交う船が一杯で川の上も賑やかだ。
もうしばらく行くと、異様な光景に遭遇。
えっ、あれって誰か泳いでる?

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目を凝らして見るけど確かに泳いではる。落ちたんではなさそうだ。楽しんでる
みたい。浮き輪を使ってるから泳げへん? しかし嬉しそうだ。
しかし、この水で泳ぐんか? と思う。
無茶苦茶汚いわけではないけど生活排水がじゃんじゃん流れ込んでるんとちゃう
やろか? 異物がいっぱい浮いてるで。
まわりの人もあきれてるみたい。
どうなるんか見届けたいけど船は先に進む。

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どんなとこでも自由自在に生きてるひとはいてるんや。
景色は関係なくどんどん変わっていく。ええかげん腰が痛い。停留所に着く度に
降りる人はいてるけど乗ってくる人も多いんでよっぽど運がよくないと席が空く
チャンスは殆ど無い。

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もうしばらくの我慢だ。
ワットアルンが見えてきた。

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三島由紀夫の小説、「豊饒の海」シリーズの3冊目、「暁の寺」のモデルだ。
松枝清顕の輪廻転生を追う本多繁邦は飯沼勲こそ彼の生まれ変わりと信じるが
自殺してしまった。そして又輪廻転生が始まる。シャムの国の月光姫こそがと
信じた本多は暁の寺までやってきた。
ではその跡を偲んでみよう。
停留所はワットポー側だ。有名な観光スポットやから客がどどっと降りる。
折角席が空いたんやけどわしらも降りる。
いきなりかんかん照りの日差しだ。
とても暑い。

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