料理や店の名前に凝りすぎると味がおろそかになると聞いたことがある。本当
に聞いたかどうかは定かではない。もしかしたらただの思い込みかもしれん。
この店の名前も変わっている。「般若」に⚪︎がついてるんでパンニャと読むの
かもしれん。意味も意図もわからんけど、味はええと聞いた。某有名タレント
がプロデュースする店らしい。そういう系はあんまり興味はないんやけど、味
が気になるんで行ってみたい。場所は福島なんで、書画の道具を買いに行く時
にちょうどええお店が近くにある。
900円のフェルトの毛筆下敷き布を買うのをついでとしよう。
場所は難しくない。その書画用具の店から南にずずっと歩いて東西線のある大通り
も渡ってしまう。更にそのまま南に歩けば、なるほど、般若と書いた文字、しかも
篆書体の右上に⚪︎がついている。
エスニック風居酒屋さんというようないでたちでもありそうだ。
中に入ると木素材が中心の柔らかくて落ち着きやすい雰囲気の店内だ。
メニューを見る。
まず辛そうなのを探す。ほうれん草の辛口キーマというのが一番辛そうなんかな?
トッピングをちらっと見るとパクチーというのがあった。これはいい。
ここはオシャレな若者に人気があるんようで、そういう雰囲気のお客さんが次々
に入ってくる。
みなさん行儀良く食べてはる。
わしも行儀良くせんとあかんなあ。
てな事を考えているうちにモノがついた。
おっほっほ、カレーが見えへんくらいパクチーが載ってるやんか。
こういう食い方をすると、昔、中国の敦煌に行って町外れの飯屋でロバの肉を
食った時、トマトとパクチーのサラダを頼んだら、山のように青いのが出てき
て嬉しかったのを思いだす。
パクチーまみれの口の中にカレーをかきこむのは素晴らしい。口の中がシャリ
シャリしてる。カレーは芳醇でコクがある。辛口というほどの辛さは感じられ
ないけど、スパイス感が徐々に立ち上がってきて気持ちが盛り上がる。
とても美味しいカレーをいただいた。
ご馳走さんでした。
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