さて、夕陽を見終わってツアーが終了した。ホテルまで送ってもらったらもう
夕陽がなくなって真っ暗だ。ホテルはニャウンウーの観光客で賑やかなあたり
にある「Zfreeti Hotel」というところだ。ちょっとおしゃれな今時のホテル
という感じで真っ白な建物に清潔感がある。
部屋は快適やし、従業員の応対も申し分ない。しかし、相変わらずWiFiが繋が
らない。文句を言いに行くと、申し訳ないけどそれはWiFiのせいであって我々
はどうすることもできないと慇懃に断られる。しょうがない。
如何ともしがたいので外にでて飯を食うところを探す。ツーリストの集まる所
やから飯やはたくさんある。しかしどれを見ても気がすすまへん。スパゲッティ
やらピザやら書いてあると入る気がしいへん。欧米人が先にたくさんきてこう
いう要求をするからあかんのやと腹が立つ。どこをみても生温いご飯やさんばっかり
でがっかりしてホテルまで戻ってきたら、ホテルのほぼ裏側にインド料理屋が
あった。インド料理やったらまあええか。カレーには主張がありそうやから、
それほど鈍にはなってないやろと勝手に思う。
看板が面白い。美味しくなかったらお代は要らないって書いてある。書くって
いうのがすごい。大分昔、ウルムチに行った時、街角のハミ瓜売りのおじさんが
「甘くなかったら銭はいらん」って言うてたけど、ほんまに「甘くない」って
言うたらどうすんのやろ? 「そんな事言うたおぼえはない」って言うんやろ
なあ。でも書いてしもたら取り消されへん。
更に、「○○がある時、ない時」みたいな、「使用前、使用後」みたいな看板も
ある。これは余程の自信を表すんやろと期待してしまう。
しかも、いきなり観光バスが横付けされて客がどんどん入ってくる。うかうか
してたら席にもありつけへんわと急いで座る。
案内されてテラス席は満員御礼状態だ。
なかなか注文聞きに来てくれへん。悠長に座ってたらこっちを向いても呉れへん。
焦って一生懸命アピールする。やっと来てくれた。
ビールとフィッシュ、ラムキーマとベジのカレーでチャパティを追加という
ことでお願いして一安心。
すぐにビールが来る。
オープンエアーのテラス席やから真っ暗やけど涼しくて気持ちが良い。
ほとんどが欧米人のお客で皆さんくつろいではる。人が一杯やけどギャーギャー
騒ぐ人はいてはらへん。
しかし、遅い。
料理が全然来いへんやないか。
ビールももうなくなってきた。
何べん催促しても、「もうすぐやから、ちょっと待ってね」って笑顔が返って
くるだけ。おかしすぎる。確かに他の客のも遅いけど、とうとうわしらより後
で来た客に料理が出始めた。かなわんなあ。
やっときた。
まず調味料セットが並べられる。
美味しそう。見るだけでも食欲をそそる。しかし、暗いんでちゃんと映らへん。
これがラムキーマかな?
フィッシュカレー?
ベジカレー?
どれも濃厚でとても美味しいんやけど写真が全く撮れない。カメラのせいでは
なくてわしの技術のせいなのだ。
チャパティもとても美味しい。
最後にラッサムスープもきた。
酸味が強くスパイシーでとてもおいしい。
セットのごはんやポテト、トマトの付け合わせ、ダル(豆)スープは写真撮る
のを忘れてしまった。
本格的なカレーのセットになった。なるほど、金は要らんという自信のほどは
わからんでもない。しかし、それほど特別というほどではない。まあまあ洒落
としてええんではないかという程度のように思うけど、それは待たされたせいで
気持ちのポイントが下がったせいかもしれん。
外に出たら漆黒の闇のようではあるけど、角を曲がったらすぐにホテルやから
道でこけんように気をつけさえしたら大丈夫だ。
ブログランキングに参加しています。もしよかったらポチンとお願い致します。
にほんブログ村
ありがとうございました。